女性の方が一人暮らしをする時に、お部屋探しで一番大切なのは何だと思いますか?
「部屋の清潔さが大切かな」
と、汚い部屋には住みたくないと思う方もいますよね。
他にも「収納の多さが大切」と答える方も多いのではないでしょうか。
女性はとにかくものが多いので、収納は多ければ多いほど嬉しいですよね。
でも、一番大切なのは「安心・安全に暮らせるか?」なんです。
いくら綺麗な場所で素敵な生活をしていても、犯罪に巻き込まれてしまえば一生心と体に傷が残ってしまいます。
また、命が危ないことだってありますよ。
今回は「女性が安心して一人暮らしをするための物件選び」についてご紹介します。
目次
どんな心構えが必要?
どんなにセキュリティーのしっかりした場所に住んでも、自分自身の犯罪への意識が浅ければ意味がありません。
「うちは防犯カメラが完備されるし、オートロック付きだから大丈夫!」
と、ビルのシステムに守られていると過信していると、つい気を緩めてしまいますよね。
また、「ビルの正面玄関には鍵がかかっているから、自分の家の鍵はうっかり閉め忘れるの」
という油断した結果、泥棒に入られ、犯罪に巻き込まれることだってあります。
「無締まり」という玄関の鍵を閉めていなかったことで、あなたの自宅に侵入されてしまうかもしれません。
実はこの無締まりのケースが、空き巣事件の半分を占めるんです。
驚く数字ではありませんか?
油断していたことで、この先の人生を変えてしまうことがあるので気を付けてくださいね。
安全に住むための部屋探しに大切なのは「発想力」です。
「何か危険なことは起こらないか?」
「起こらないようにするにはどうしたらよいか?」
を想像し、防犯に努めてくださいね。
物件の周辺で確認すること
警視庁が出している「住まいる防犯110番」の情報を元に、空き巣被害に遭わないためのポイントをご紹介します。
女性の一人暮らしは3階以上の部屋を選ぶ
家宅侵入の犯罪が一番多いのは一軒家ですが、一方で4階建て以上の住宅への侵入は空き巣被害全体の10%と低めです。
中でも2階までは侵入が多いのですが、3階からは犯罪率がグンと低くなるんです。
もちろん、1階よりも2階の方が良いのですが、もっと安全を手に入れたいのであれば3階以上をオススメします。
建物周囲に昇りやすそうな外壁や木がある場所は避ける
建物の周りに外壁や木があるような場所だと、壁や木に登って2階までは難なく侵入できてしまいます。
犯罪者は隠れるものが多い場所や人から見えない死角を好み、また逃げ道も1本より多い場所を選びます。
外国映画でよく見る、アパートの外壁にハシゴがついているような場所は、それだけで逃走経路が増えますよね。
公共の場所、公園やバス停、線路わきは避ける
家宅侵入者は行き当たりばったりでターゲットを決めることは少ないです。
実は、事前に建物が見える場所から
「どこの住宅が入りやすいかな」
と、しっかりとチェックしていますよ。
その場所が「バス停や公園のような公共の場所」なんです。
確かに人が長時間いても不自然ではないですよね。
また、線路沿いなど定期的にうるさくなる場所だと、多少の物音を立てても気兼ねなく侵入できてしまいます。
静まり返った場所よりも犯罪を犯すのに最適な場所なんです。
最寄り駅から自宅までの距離や環境を考慮する
物件のチラシで書かれている「駅から徒歩5分」は、成人男性が速足で歩く時間だと言われます。
ヒールを履いてゆっくり歩く女性とは全く違う速度ですよね。
ですので、必ず自分の足で歩き、途中はどんな風景なのかを確認することをオススメします。
駅から自宅までにかかる時間が長いと、ストーカーに遭う可能性もあります。
また外灯が少なかったり、夜になると人通りが少ない神社や工場などの近くは避けた方が安全ですね。
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家宅侵入者の手口は?
では次に、「侵入者は狙った場所にどうやって侵入するのか?」をご紹介します。
侵入方法について
まずはポストやインターフォンで不在を確認し、不在の時間帯を確認します。
集合住宅の場合、侵入場所の9割が窓か玄関です。
そして、犯罪を犯そうとする人は玄関や窓が開いていないか確認して、侵入できそうな場所を探します。
犯行に及んでから5分以内に侵入できない場合は、7割が侵入を諦めるそうです。
さらに、10分以上確保できれば、9割以上の不法侵入を防ぐこともできますよ。
郵便受けにも注意が必要
郵便物は、あなたの住所や名前などたくさんの情報が書いてあります。
そこからあなたの生活範囲までも知ることもできますよね。
郵便受けは、手が入るものや、外から中身が見えるものだと、あなたの個人情報が簡単にバレてしまいます。
また、郵便受けは鍵が付いている物を使うと良いですよ。
窓や玄関に2つ鍵がついているか?
犯罪に手間をかけさせ、犯行を諦めさせるには「1ドア2ロック」が必須です。
セキュリティーが完備されている物件は、鍵が2つ付いているはずです。
「でも、そういう物件は家賃もそれなりにするのよね・・・私は家計的に無理だわ」
という人もいますよね。
また家賃は毎月支払うものなので、経済的に難しい場合もあると思います。
そういう人はドアに鍵を後付けすることもできますよ。
建物によっては、穴を開けることができない物件もあるので、大家さんや管理会社に2つ目の鍵を付けることを相談してくださいね。
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プロの鍵屋さんにお願いすると、2万円~5万円くらいかかりますが、安心して暮らせますよ。
毎月高い家賃を支払うことに比べれば安いですよね。
ですが、その出費さえ難しい人は、ドアに穴を開けないタイプも1万円以下で沢山売っていますので、是非設置をしてくださいね!
ドアの外から2重ロックだと見せるのに効果的なものもあれば、中からガッチリロックするタイプまで色々ありますよ。
ここまでは一般的な家宅侵入、空き巣対策についての情報をご紹介しました。
女性が心配しなければならない、もっと厄介な問題があります。
それはストーカーや性犯罪です。
空き巣対策を考えた上で更にプラスして、住居選びをすると良いです。
性犯罪者は「女性の皆さん」を狙いますし、ストーカーの場合は「あなた」を狙ってきます。
ゴミを捨てに行ったり、夜にコンビニに行ったり、帰ってきて玄関で鍵を探しているときなど、ちょっとした瞬間を狙われることが多いです。
そのため、「住宅周りにも防犯カメラや照明があるか」が住居選びに大切ですよ。
特に重要だと思わないマンション周りの死角部分も、しっかりと撮影されて、さらに光が行き届くとベストです。
その為に次の事柄をチェックしてくださいね。
- ゴミ捨て場やロビー、駐車場などの共有場所に防犯カメラが設置されているか?
- 建物の周りの照明は明るいか?もしくはセンサーで点灯するようになっているか?
物件の内見の時に確認することは?
エアコンがうるさくないか
エアコンは、つけてみると音がかなりうるさいものがありますよね。
「夏の暑い日に窓を開けて寝ていたら変質者に侵入されて襲われた」という事件が多発しています。
窓を開けて無防備に寝ていた理由に、
「エアコンの音がうるさくて眠れなかった」
「エアコンが故障して効かななった」
などが挙げられます。
エアコンは故障していないか?音はうるさくないか?を確認してくださいね。
郵便受けが玄関に付いているか
郵便受けが部屋の玄関についているタイプだと、簡単に手が入ってしまうので、パカパカする部分を開けて中を見る人もいます。
また、一階の公共玄関に設置してある郵便受けと違い、直接家の中に得体のしれない物体を入れることもできるのでとても危険です。
バルコニーに出て、周囲を確認する
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- 自分の部屋がどんな場所から見えますか?
公園やバス停などから窓が見えやすい場所にないかチェックしてくださいね。
- 周囲に昇りやすい木や塀はないですか?
特に3階以下の部屋の場合は、周囲の木や塀から侵入できてしまうので注意が必要です。
- 外部から入りやすい構造になっていませんか?
角部屋が一番狙いやすいのですが、角部屋でなくてもバルコニーから侵入できてしまう場合もあります。
家宅侵入者は玄関からも侵入が1番多いですが、窓からの侵入も次に多いです。
なので、バルコニーの造りは玄関と同じぐらい大切ですよ。
さらに、バルコニー側の窓も2重ロックになってるものだと、防犯率が上がりますよ。
また、窓用の防犯フィルムも売っています。
窓に貼ると、犯行に時間がかかるので効果的ですよ。
ちなみに、プライバシーの面で住みにくいかもしれませんが、向かい合いで建っているアパートだと、人の目が多くなるので犯罪がしにくくなるようですよ。
洗濯機が部屋の中にある物件を選ぶ
アパートでは、洗濯機がベランダに設置してある物件も多いですよね。
洗濯が室内で出来ないのはとても不便ですし、さらに衣類を盗まれる可能性もあります。
洗濯機の位置は必ず確認してくださいね。
まとめ
物件選びで確認することは
- 3階以上の部屋を選ぶ
- 建物周囲に昇りやすそうな外壁や木がある場所は避ける
- 公共の場所やコンビニの目の前は避ける
- 人の通りが比較的多い場所にする
- 駅から家までの道のりの確認をする
- ポストは外から見えないもの、口に手が入らないもの、鍵の付いたものか確認する
- 窓や玄関に2つ鍵がついているか?
- ゴミ捨て場やロビー、駐車場などの共有場所に防犯カメラが設置されているか?
- 建物の周りの照明は明るいか?もしくはセンサーで点灯するようになっているか?
物件の内見では
- エアコンの音がうるさくないかスイッチを入れて確認する
- 郵便受けがドアに付いている場合はどのようなタイプか確認する
- バルコニーに出て、周囲を確認する
- 洗濯機が部屋の中にある物件を選ぶ
今回は「女性が安心して一人暮らしをするための物件選び」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
犯罪被害にあった女性のなかでは、20代女性の被害者が一番多いのですが、30代以降も油断できません。
「私は綺麗じゃないから」
「もう年だから」
と安易に自分を除外する考えは危険ですよ。
犯罪者は大人しそうで自分より弱そうな人間を襲う傾向にあるそうです。
ナイフを持った大柄の男性に素手で立ち向かって勝つ自信がないのであれば、ちゃんと対策をしてくださいね。
1人で住むということは、自由を得るということですが、その反面危険も伴います。
防犯知識をしっかりと身につけ、楽しく快適に、そして安全に一人暮らしをしてくださいね!
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