会社で何かあった?
「親とは不仲で頼める人がひこ助さんしかいない」なんて言われちゃってさ。
断るのも申し訳ないけど、連帯保証人なんてなったことないから「考えさせてくれ」って言ったんだ。
確かに私も親に連帯保証人をお願いしたことはあるけど、実際になったことはないのよね。
それに家族以外に連帯保証人を頼んでもいいのかしら?
ひこ助やひこ美のように「連帯保証人は聞いたことあるけど、実際になったことがないからわからない」という人、意外と多いですよね。
また、ひこ助の後輩のように連帯保証人を親に頼めない人はどうしたらいいのでしょうか?
今回は、そんな疑問を解決するために賃貸契約の連帯保証人についてご紹介します。
目次
そもそも連帯保証人って何?
連帯保証人とは
借主と連帯保証人の関係は、いわば運命共同体のようなものです。
借主に何らかの問題があったときに、借主と同じ責任を負わなくてはならないので、
借主が家賃を払えなくなったときには代わりに家賃を支払ったり、
設備を壊したときに借主が弁償しない場合は代わりに弁償しなくてはなりません。
連帯保証人の条件って?
連帯保証人になれる人
- 一定の収入がある人
借主の代わりに家賃を支払ったり、弁償をしなければならないので、何か問題があったときに
それを支払えるだけの一定の収入がある人でないと連帯保証人としては認められません。
- 国内に住んでいる人
連帯保証人が海外にいると万が一の場合、請求が難しいため国内に住んでいることも条件の一つになっています。
不動産会社や大家さんによっては、問題があったときにすぐに対応するために
借主と同じ県など近隣に住んでいる人に限られることもあります。
- 親族
一般的には、連帯保証人は2親等以内の親族(親、兄弟、祖父母、孫)、
もしくは3親等以内の親族(叔父、叔母など)となっています。
連帯保証人になれない人
- 無職の人
一定の収入がないと連帯保証人になれないので、無職ということは支払い能力がないとみなされ、
連帯保証人になることができません。
- 同居している親族
親族といっても、同居している配偶者や両親の場合は生計が一緒とみなされるため、
連帯保証人になることができません。
単身赴任等で別居している場合は配偶者でも連帯保証人になることができます。
- 年金暮らしの人
定年退職して年金暮らしの場合、支払い能力が十分でないという理由から
親族でも連帯保証人を断られるケースがあります。
ただし、不動産で収入を得ているなど何らかの資産を持っている場合は、
連帯保証人として認められるケースがあるそうなので不動産会社や大家さんに
相談してみるといいかもしれません。
基本的には連帯保証人になれるのは親族とされていますが、個人大家さんや不動産会社によっては一定の収入があれば友人や知人などでも連帯保証人として認めているケースもあるそうです。
ただ、万が一があったときに関係性が壊れてしまうリスクがあるので、それも覚悟しておく必要があります。
あるとき、友人のBさんから賃貸の連帯保証人を頼まれ、学生時代からの付き合いという事もあり、あまり深く考えずに二つ返事で引き受けてしまいました。
今考えると、あの時もう少し調べたり考えていればと後悔しています。
それから半年くらいたった時に管理会社から連絡が来ました。
Bさんが家賃を滞納していて、連絡が取れないので連帯保証人である私に代わりに滞納分の家賃を支払ってほしいとのことで、私は仕方なく家賃を支払いました。
その後、Bさんとは連絡が取れ、私が支払った家賃分は返してもらうことができたのですが、それからBさんとは一切連絡を取っていません。
金の切れ目が縁の切れ目ということを身をもって実感しましたね。
他に何か方法はないんだろうか・・・。
頼める人がいない場合はどうしたらいいの?
保証会社を利用する
連帯保証人を頼める人がいないときに一番利用されている方法が保証会社を利用する方法です。
保証会社とは、連帯保証人に代わって契約者の保証を請け負う会社になります。
保証会社を利用するには審査があり、保証料として家賃の半月分~1か月分程が発生します。
万が一、家賃を滞納してしまった場合などは返済義務があることはもちろん、
支払わなければ訴訟を起こされることもあるので注意が必要です。
保証会社は便利だけどお金がかかるなあ。
万が一の場合は親や友人と違って容赦しないという事か・・・。
連帯保証人不要の物件を探す
大家さんや管理会社が提携している特定のクレジットカードを持っていて、
そのカードで支払いをすれば連帯保証人不要とする物件があるそうです。
ポイントやマイルが貯まりやすかったり、支払いがきついときは分割やリボ払いにできるなど
色々メリットも多いですが、まずはそのクレジットカードの審査に通る必要があります。
自分でしっかり管理ができるなら一番便利な方法じゃないかしら?
UR賃貸住宅を利用する
UR賃貸住宅とは、いわゆる「公団住宅」のことで、旧・日本住宅公団であるUR都市機構が建設・管理しています。
申込は先着順で、礼金・更新料・手数料がかからず、連帯保証人も必要ありません。
入居には審査があり収入などが一定の基準を満たしている必要があります。
- 世帯で申し込む場合
家賃額 基準月収額 82,500円未満 家賃額の4倍 82,500円以上 20万円未満 33万円(固定額) 20万円以上 40万円(固定額)
- 単身世帯の場合
家賃額 基準月収額 62,500円未満 家賃額の4倍 62,500円以上 20万円未満 25万円(固定額) 20万円以上 40万円(固定額) 出典:UR賃貸住宅「お申込み資格」
こんなものがあったなんて知らなかったよ!
まとめ
連帯保証人になれる人
- 一定の収入がある人
- 国内に住んでいる人
- 2親等以内、もしくは3親等以内の親族
連帯保証人になれない人
- 無職の人
- 同居している親族
- 年金暮らしの人
連帯保証人を頼める人がいない場合
- 保証会社を利用する
- 連帯保証人不要の物件を探す
- UR賃貸住宅を利用する
今回は賃貸契約の連帯保証人についてご紹介しました。
ひこ助の後輩も無事にお部屋を契約できたみたいですね。
よかったよかった!
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
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その差は5万円です!
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