引っ越し屋さんの「貴重品は自己管理で」の本当の意味とは⁉

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みなさんは貴重品と聞いて、なにを思い浮かべますか?

現金、クレジットカード、通帳…。

実はこれら以外にも貴重品とされているものがあるんですよ。

知らずに他の荷物と一緒にダンボールに詰めてしまい、万が一紛失してしまったら…

その貴重品は、補償されないかもしれません!

この記事では、

「そもそも貴重品って何?」

「引っ越し中、貴重品はどうすればいいの?」

「もしも失くしてしまったら?」

そんな疑問にお答えします!

引っ越し業者は貴重品を運べない!?

テレビ

特集!

引っ越し業者の「貴重品は自己管理でお願いします」の本当の意味とは!?

ひこ助

これ気になるなあ。

ひこ美

確かによく聞く言葉だけど、あまり深く考えたことなかったわね。

テレビ

実は引っ越し業者は、貴重品は運べません

正しくは、運送を拒否することができるのです。

その言葉を丸くして、「貴重品は自己管理で」とお客様に伝えているわけですね。

ひこ美

この言葉の裏にそんな意味が隠されていたなんて知らなかったわね。

テレビ

その内容は、国土交通省が定める「標準引越運送約款(ひょうじゅんひっこしうんそうやっかん)」第4条第2項第1号に書かれています。

荷物が次に掲げるものであるときは、当該荷物に限り引越運送の引受けを拒絶することがあります。

一  現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる貴重品

引用:国土交通省 標準引越運送約款

ひこ美

どういうこと?

ひこ助

漢字がたくさん並んでいて気後れしそうだけど、実はそんなに難しいことは言ってなさそうだ。

約款とは、引っ越し業者がお客さんに対して事前に取り決めた約束事のことなんだ。

お客さんはその引っ越し業者と契約した時点で、この「貴重品は運べない」という約束事も了承したということになる。

だから、仮に引っ越しの最中にお客さんの貴重品がなくなったとしても、引っ越し業者に責任を取ってもらうことはできないんだよ。

なぜなら、引っ越し業者は貴重品を運んでいないとされるからね。

ひこ美

ひこ助くん、頭いい…。

ひこ助

意図せず荷物の中に紛れこんでいた場合、失くしたら自己責任になってしまうみたいだね。

そもそも貴重品とは?

テレビ

貴重品と言えばなんでしょう?

現金、クレジットカード、通帳…。

実はこれら以外にも、貴重品に分類されているものはたくさんあるんですよ?

ひこ助

有価証券、宝石貴金属、印鑑もあるな。

ひこ美

なんでわかるの?

ひこ助

だって、さっき紹介されていた約款に書かれていただろ?笑

ひこ美

あ、ホントだ笑

テレビ

それでは、貴重品に分類されている主な品目について、注意点も合わせて紹介していきますね。

現金、クレジットカード、通帳、キャッシュカード

誰もが思う貴重品と言えば、これらですね。

普段財布の中に入っているものは、引っ越し当日も手荷物に含まれていると思います。

しかしタンスなど、普段目につかないところに現金やカードを保管している人は、忘れずに回収しておいてくださいね。

テレビ

ここである女性の体験談をご紹介しますね。

20代女性の体験談

半透明の衣装ケースに予備金が入った財布を入れていました。

引っ越し当日、貴重品はすべて手持ちのバックに入れていたつもりだったのですが、この財布の存在だけはすっかり忘れていたんです。

引っ越しが終わってから数日後、財布の存在を思い出し、中身を確認したらお金がなかったんです。

もしもの時のために、10万近く入れていたので、諦めきれずダメ元で業者に連絡しました。

しかし、向こうからすれば元々現金が入っていた証拠もないし、手持ちにしなかった自分が悪いので、泣き寝入りするしかありませんでした

ひこ美

心機一転、新生活を始めようとした矢先にこれはつらいわね…。

ひこ助

こういう事態を避けるためにも、僕たちは家具の隅々までしっかり確認しようね。

小切手や株件などの有価証券

ひこ美

ちょっと待って!

有価証券ってなに?

ひこ助

財産権を証明する紙を総称してそう呼ぶんだけど、今回は例として小切手と株券を説明するね。

まず小切手は、簡単に言うと金額が記入された紙で、現金の代わりとなるものなんだ。

多額の現金は、持ち運びが不便だったり、盗難の危険性があるから、そういう時に使われるよ。

次に株券は、企業が必要な資金を調達するために発行する紙のことだよ。

株券を持つと、その会社の経営に関われるようになるんだ。

テレビ

紙切れ一枚と言えど、現金と同じ価値がある書類になるので、紛失してしまうと大損害が生じる可能性もあります。

慎重に取り扱ってくださいね。

見落としがちなこれらも…

  • 印鑑

銀行などで使用する実印以外ならば、紛失しても大した被害ではないのかもしれません。

それだけに貴重品という感覚が薄くなりがちですが、約款にある通り、印鑑も貴重品として扱われますよ。

  • 宝飾品・貴金属

身近なもので言えば、時計や指輪などですね。

ついつい知らずにダンボールにまとめてしまいそうですが、これらも補償されないので要注意です。

  • 運転免許証、健康保険証、パスポートなどの身分証明書

紛失してしまうと面倒な発行手続きが必要になりますし、どこで悪用されるかわかりませんよ。

番外編

最近ではパソコンも貴重品として扱う会社が多いです。

依頼すればパソコン本体は運んでくれるところが多いようですが、データは補償してくれませんので、引っ越し前に必ずバックアップは取ってくださいね。

バックアップの方法やパソコンの正しい梱包の仕方を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ!

では、どうやって運ぶ?

テレビ

一番理想的なのは、カバンに入れて、常に持ち歩くことです。

当日は作業することも多いと思うので、トートバッグよりもショルダーバッグなど両手が空くものがおすすめですよ。

しかし、現金やカードを持ち歩くことは出来ても、中には、時計や宝飾品をたくさん持っており、量が多くて入りきらない、それらをすべて詰め込んでは動きづらい…という人もいるかもしれません。

ひこ美

それほどたくさん貴重品があるなんて羨ましいわね笑

ひこ助

・・・。

テレビ

そういう場合は、貴金属のみをまとめた荷物を作っておくのがおすすめです。

その時、業者の人が間違えてトラックに積み込んでしまわないように、ほかのダンボールとはあきらかに違う状態にしておくと良いですよ。

たとえば、スーツケースにまとめておくと、移動も楽ですし、目立つので一目で所在を確認することができ、安心です。

もしも引っ越し中に失くしてしまったら…

テレビ

引っ越し中はバタバタしているので、うっかり紛失してしまう可能性もあります。

万が一失くしてしまったら…そんな時は、どう対応すればよいのでしょう?

先ほどお伝えした通り、引っ越し屋さんは補償してくれません

日常で失くしてしまった時と同じように、まずは警察に紛失届を提出することが一般的となりますよ。

現金、貴金属、宝飾品

残念ながら、これらは警察に紛失届を提出し、見つかることを祈るほかありません。

紛失届は全国どこでも受け付けてもらえるので、失くしたことに気が付いたら、すぐ近くの交番や警察署に届出ましょうね。

財布を失くした場合、警察では財布の中身を事細かに聞かれます。

お札の枚数や、小銭の金額、なんのカードが入っていたか、などです。

ですので、財布になにが入っているかメモしておくと、いざという時、落ち着いて対応できますよ。

カード、通帳

カード会社や銀行へ連絡して、すぐに利用を停止してもらいます。

盗難・紛失用の問い合わせ先が、各カード会社のホームページに掲載されているので、紛失してしまった時に慌ててしまわないよう、事前に連絡先を調べておくと安心ですね。

再発行する場合は、紛失届を提出した時に伝えられる受理番号を聞かれることがあるので、必ず警察に届出をする必要があります。

有価証券

  • 小切手

取引銀行に事故届を提出し、簡易裁判所へその小切手を無効にしてもらう必要があります。

  • 株券

その会社に対して紛失申請を行います。

注意

これらはあくまで簡易的な説明になるので、まずは必要箇所に連絡を取り、具体的な指示をもらいましょうね。

身分証明書

  • 運転免許証

再発行は都道府県によって異なり、警察署か免許センターで再交付してもらう必要があります。

  • 健康保険証

社会保険なら勤務先、国民保険なら市区町村役場の担当課に、再発行の手続きをお願いしましょうね。

  • パスポート

各自治体にある申請窓口やパスポートセンターに紛失届を提出し、失効してもらわなければなりません。

ひこ助

埼玉県の公式ホームページがとても分かりやすかったから、参考にしてみようかな。

再発行するには必要な書類を揃えたり、発行するための費用がかかったりと、とにかく手間がかかるみたい。

なにより、運転ができなくなったり、病院にかかる場合、一旦全額負担しなければならなくなったりと、日常生活に支障が出ることもあるから、失くさないよう十分注意しよう

まとめ

  • 引っ越し業者は貴重品を運ぶことはできない
  • 仮にほかの荷物に紛れ込んで、引っ越し中に紛失したとしても、業者に補償義務はない
  • 貴重品とは、現金やカード、通帳以外に、宝石貴金属や印鑑、身分証明書も含まれる
  • パソコンのデータも補償外なので要注意
  • 引っ越し当日は、ショルダーバックなどに入れて、常に持ち歩く
  • 入りきらない貴重品は、スーツケースなどに入れて、ほかのダンボールと混在しないようにする
  • 万が一紛失してしまった場合は、まずは警察に届けを提出し、必要に応じて冷静に対応する
ひこ美

当たり前だけど、失くして良いことなんて一つもないから、当日は肌身離さず持ち歩かなきゃね

ひこ助

気持ちの良い新生活をスタートさせるためにも、貴重品の自己管理は徹底しよう

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ひこ助
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