引っ越しの手続きってたくさんあって、本当に大変ですよね。
なかでも「住民票を移す手続き」は引っ越し後に行うことが多いため、うっかり忘れてしまう人もいるようですね。
でも、「住民票を移す手続き」って、なんのために必要なの?
と思っている人はいませんか?
住民票を移す手続きは、やらないと罰金を科せられることもあるので、とても大切なんです。
今回は、引っ越しの際の住民票を移す手続きについて、
- 住民票を移さないといけない理由・移さなかった時の罰則
- 住民票を移すメリット・デメリット
- 実際の手続き方法
この3点を中心に紹介しますね。
目次
引越ししたら住民票は移さなければいけない
ひこ美とちか子さんの月イチお食事会でも、そんな話題で盛り上がっているようですよ。


うん、素敵なお店を探してくれてありがとう!
お料理もすごく美味しいね。
ひとり暮らしだとごはん作るのもちょっとめんどうよねぇ。
早く引っ越して、彼と一緒に住むか結婚しちゃえばいいのに(笑)。

うーん、そうなんだけどね・・。
引っ越しにはいろんな手続きがあるって聞いて、少し心配になってるの。
ねぇねぇ、住民票を新住所に移さないと、罰金を払わないといけないって聞いたんだけど、ホント?
ちか子さん、その話、本当なんですよ。
手続きの期限は?罰金っていくらなの?
引っ越し後も「住民票を移していない」「移す予定はない」という方は、
実は結構いらっしゃるようですね。
でも、住民票の移動は「住民基本台帳法」という法律の中で義務つけられている、やらなければいけない義務なんです。
決められた期限内に済ませないと、罰金になることもありますよ。
「住民基本台帳法」にはこんなことが書かれています。
「住民基本台帳法第22条」の一部抜粋
「転入(新たに市町村の区域内に住所を定めることをいい、出生による場合を除く。以下この条において同じ。)をした者は、転入をした日から14日以内に、次に掲げる事項(いずれの市町村においても住民基本台帳に記録されたことがない者にあつては、第1号から第5号まで及び第7号に掲げる事項)を市町村長に届け出なければならない。」~以下、略~
「住民基本台帳法第23条」の一部抜粋
「転居(一の市町村の区域内において住所を変更することをいう。以下この条において同じ。)をした者は、転居をした日から14日以内に、次に掲げる事項を市町村長に届け出なければならない。」~以下、略~
「住民基本台帳法第52条」
第52条 第22条から第24条まで、第25条又は第30条の46から第30条の48までの規定による届出に関し虚偽の届出(第28条から第30条までの規定による付記を含む。)をした者は、他の法令の規定により刑を科すべき場合を除き、5万円以下の過料に処する。
2 正当な理由がなくて第22条から第24条まで又は第25条の規定による届出をしない者は、5万円以下の過料に処する。
引用元:住民基本台帳法
つまり、「転入」「転居」どちらの場合も、
引っ越しの日から14日以内に住民票を移す手続きが義務付けられているんですね。
さらに気になるのは、
違反した場合の罰金(過料<かりょう>:国または地方公共団体が、行政上の軽い禁令を犯した者に科する金銭罰)の金額が5万円以下ということです。

え!5万円!!びっくりね。

うっかり忘れてた!では済まない金額よね、5万円って(苦笑)。
それにしても、法律用語ってややこしいよね。
「転入」と「転居」で意味が違うなんてね。

ホントにそうよね。
同じ市町村内への引っ越しなら「転居」、違う市町村なら「転入」、
「転居」と「転入」では、手続きも違うのかしら。
これも調べてみなきゃね。
はい、そうなんです。
「転居」と「転入」では、住民票を移す手続きは少し違うんですよ。
これは後から出てくる【手続きは「転出・転入」か「転居」かで変わる】で詳しく説明しますね。
手続き期限を過ぎてしまった!そんな時は
「住民基本台帳法」で決められた手続き期限の14日以内って、忙しい人にとっては結構短いですよね。
うっかり期日を過ぎてしまい、
「しまった!どうしよう・・」
「ヤバい、罰金が・・・」
と悩む人も多いと思います。
しかし実際は、期限の14日を過ぎてから手続きに行っても、大目に見てもらえるケースもあるようですよ。

仕事の合間に慌ただしく引っ越しをしたので、新居に着いたとたん、
「やっと終わった~」ってほっとしてしまって、
住民票を移す手続きなんてすっかり忘れてたんですよ。
引っ越し後、半年ぐらいたってから親に、
「手続きをきちんと済ませたの?罰金があるよ!」と言われてびっくり。
「罰金っていくらなんだろう・・・」
って、ものすごく気が重かったけど、
「少しでも早い方がいい」と、決心して区役所に行きました。
そしたら係の人が「次回からはきちんと手続きしてくださいね」って、罰金までは見逃してくれて。
僕の場合は、手続きが遅れたのが半年だったということと、脱税とか悪質な意図があったわけではなく、「単に忘れていただけ」ってことで許してもらえました(笑)。
でもこれも、住んでいる自治体によって対応が違うらしいです。
期限にすごく厳しいところもあると聞きました。
手続きがまだの人は一日でも早く済ませることをおススメします!
罰金(過料)がなくて、本当によかったですね。
もしも過料が発生した場合、金額などの判断は簡易裁判所にゆだねられます。
簡易裁判所は「期日を過ぎた日数」「期日を過ぎた理由」をもとに金額を決めますので、Aさんの言う通り、一日も早く手続きに行ってくださいね!
住民票を移すと、どんないいことがあるの?
住民票を移すメリット

やっぱり手続は、期限内に忘れずにやらないとだめなのね。
でもさ、住民票を移すとどんないいことがあるのかなぁ。
なんかぴんと来ないんだけど。

そっかぁ、ちか子は独身だから、まだ実感がわかないかもしれないね。
住民票を新しく引っ越す市町村に移すって、つまりその市町村の住民として登録されるってことだよね。
住民に登録されれば、その自治体の行政サービスが受けれらるってことじゃない?
ちび助を育てていると、
「行政サービスが受けられるってすごく大事だなぁ」って実感するよ。

行政サービスかぁ・・。
例えばどんなものがあるの?
僕の妻のひこ美が言う「行政サービス」とは、具体的には、
- 妊娠中の定期健診や検査・出産費用の援助
- 出産後の保健指導や乳幼児健診・子どもの医療費の援助
などがあります。
もちろん、高齢者を対象にした「介護サービス」もありますね。
「年金」や「選挙の投票資格」「パスポート申請」も、行政サービスなんですよ。
行政サービスは自治体によっていろいろで、それぞれの自治体が特色を持っています。
違う市町村への引っ越しを考えるなら、
「どんな行政サービスが受けられるのかな?」
という点も検討してみるといいですね!

なるほどなぁ、出産や子育てで行政サービスが受けられるのって、大事なポイントなのね!
住民票を移す「デメリット」ってあるの?
では、「住民票を移すデメリット」はあるのでしょうか?
住民票を”移さないデメリット”はあっても、”移すデメリット”はほぼない、と言えそうです。
でも中には、こんなケースもあるようですよ。
- 住宅ローン申込者が単身赴任などで住民票を移すと、その期間に限り住宅ローン減税が適用されない
- 成人式に幼なじみと一緒に参加したかったのに、進学先の住所に住民票を移したため、地元の自治体からは案内状が届かず参加できなかった
こういうケースはデメリットと言えるかもしれませんね。
「住民票を移すのは義務、期限内に手続しないと罰金が課せられることもある」と最初に言いましたが、デメリットとならないために、
「住民票を移さなくても良いケース」があるんです。
次に紹介しますね。
住民票を移さなくても良いケースもある
「住民票を移さなくても良いケース」は以下の2つです。
- 新住所に住む期間が1年以下である
- 生活の拠点が元々の住所にある
具体的には、下のようなケースですね。
- 自宅の改築で短期間だけ仮の家に住む
- 進学のためひとり暮らしをする
- 単身赴任で自宅から離れて生活する
自宅の改築の場合は、1年以内に元の家に戻ることがほとんどですね。
進学や単身赴任の場合は、「1年以内」という条件は当てはまりにくいかもしません。
となると、判断基準は「生活の拠点が元々の住所にあるかどうか」という点になります。
定期的に自宅に戻っている、自宅に自分のものがまだいろいろと置いてある、という状況であれば、「生活の拠点は元の家だから、住民票を移す必要がない」と言えるのかもしれませんね。
生活の拠点がどこにあると言えるのか、判断に迷う場合は新住所の自治体に問い合わせてみるとよいですよ。
住民票を移す手続き
手続きは「転出・転入」か「転居」かで変わる
住民票を移す手続きを簡単に説明しますね。
「転出・転入」とは、異なる市町村へ引っ越しすることを意味します。
一方で、同一市区町村内に引っ越しすることを、「転居」と言います。
<転出届>
【手続きの場所】旧住所の市町村役所の窓口
【必要なもの】
- 転出届(役所に用意されています)
- マイナンバーカード(自治体によって違います。不要の場合は本人確認書類が必要です)
- 印鑑
<転入届>
【手続きの場所】新住所の市町村役所の窓口
【必要なもの】
- 転入届(役所に用意されています)
- マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード(転入する人全員分)
- 印鑑
【手続きの場所】新住所の市町村役所の窓口
【必要なもの】
- 転居届(役所に用意してあります)
- マイナンバーカードもしくはマイナンバー通知カード(転居する人全員分)
- 印鑑
ここで紹介したのは、世帯主本人が役所へ行って手続きをする場合です。
世帯主以外の家族が代理人として手続きに行くこともできますよ。
その場合は、
- 委任状(書式は自治体によって違います)
- 代理人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 代理人の印鑑
が必要になりますよ。

うわぁ、やっぱりややこしくてユーウツだなぁ・・。
私、マイナンバー通知カードは持ってるけど、マイナンバーカードの交付は受けてないのよね。
通知カードだけでも大丈夫なのかなぁ・・?

マイナンバーカードは本人確認書類として使えるわよ!
でも、通知カードしか持ってないなら、他にも本人確認書類を持って行った方が安心だと思うな。
実際に手続きに行くことになったら、まずは役所に「どんなものが必要ですか?」って、電話で問い合わせてみたらいいんじゃない?

そうよね、準備不足で何度も役所に行くことになったら、ますますユーウツになっちゃう(笑)。
わからないことは問い合わせれば、きちんと教えてくれるよね!

うんうん!いろいろ聞いて、ややこしい手続きにもどんどん詳しくなったら、
「お、ちか子、頼りになるなぁ」って、彼もホレ直すかも!?
いっそ、逆プロポーズしちゃうってのはどう??

ひこ美ってば・・(苦笑)
でも、だんだんわかってきて少し安心したよ!
また美味しいお店探すから、これからも相談に乗ってね!
まとめ
引っ越しの際の住民票を移す手続きについてまとめます。
- 引っ越しの際の住民票を移す手続きは、法律で決められた義務
- 期限内に手続きを済ませないと、罰金を払わなければならない場合もある
- 住民票を移すことで自治体に住民登録され、行政サービスが受けられる
- 手続きをするときは、役所に事前に問い合わせておけばより安心
いかがでしたか?
役所での手続きって、
「大事だとわかっているけど、ややこしくて苦手!」
という人が多いと思います。
でも、引っ越しってただでさえお金がかかるのに、
「罰金なんて絶対にイヤ!」ですよね。
この記事を読んで、みなさんの手続きについての苦手意識が少しでも解消されると、とてもうれしいです!
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
ひこ助 逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
ひこ美、このレストランどう?
古い町家を改造した隠れ家イタリアンって、落ち着いてゆっくり話せるよね。