ひこ美は、知り合いのPさんの話を聞いています。
何週間もかけて「ここに住みたい!」と思える物件を見つけたのに、入居審査に落ちちゃった……
やっと見つけたのに落ちてしまうなんて、ショックよね!
しかもまた別の物件を探さなきゃいけないだなんて……いやだな。
ということで、今回は入居審査に落ちないコツをお教えします!
目次
入居審査って何?
入居審査は、賃貸契約の流れの中にあります。
賃貸物件を借りるために申し込んだときに大家さんなどが、入居者がきちんと払える人か、トラブルを起こさないか、部屋をきれいに使ってくれるかなどを確認するために行う審査のことです。
大家さんが誰と契約するかを選ぶために行われている、と考えることもできます。
クレジットカードや住宅ローンの審査に似ているものですね。
当然、これに通らないと物件を借りることはできません。
入居審査ってどのくらいかかるの?
入居審査には最短で2-3日かかります。
不動産屋さんが書類を準備するのに1日、大家さんが書類を確認するのに1日、そして入居させても大丈夫かチェックするのに1日かかるからです。
しかし、木曜日や金曜日あたりに審査依頼をした場合、保証会社が休みである土日を挟むことになってしまうため、1週間くらいかかることもあります。
ほかにも、多くの人が引っ越す時期の場合は不動産屋さんや保証会社の方が忙しく、あまり業務が進まず、審査に時間がかかることが多いです。
「審査申し込みの時に書いた申込書に不備があって、審査にてこずる」なんてこともあるそうです。
10日待っても審査結果の連絡がこない場合は、自分から電話をかけてみるといいですよ。
落ちる割合は?
およそ2-3割の人が入居審査で落とされるそうです。
引っ越しシーズンだからと言って、落ちる割合が増えることはないそうです。
ただ、「収入と家賃が見合っていない」という理由で落とされる人が多いようです。
皆さんも、自分の収入と家賃のバランスが取れている物件を選んだ方が良いですよ!
ちなみに書類の不備があれば審査に落ちることもあるので、気を付けて下さいね。
落ちにくくするコツはある?
入居審査に落ちても、その理由は教えてくれません。
落ちにくくするには、事前に審査でどのようなことをチェックされるのか知っておくといいですよ。
賃貸条件にあっているか?
ペットを飼っている人はペット禁止の物件を借りることができません。
一人暮らし用の物件で一緒に住むことも厳しいようです。
入居審査では、こういった賃貸条件を満たしているかどうかのチェックが行われます。
家賃を支払う能力はあるか?
大家さんにとって、入居者が家賃を支払えるかどうかはとても重要なことです。
よって、この項目が一番重要視されます。
月収が家賃の3倍以上あれば収入面に関しては問題ないと言われています。
ただし、工事現場で働いている人や運転手の人は職業から、事故にあった場合の収入に不安を感じてしまう大家さんもいるようです。
またフリーターや契約社員などの雇用形態が安定していない人や、個人事業やアルバイト、水商売の方は安定した収入ではないので、年収が十分あったとしても審査に落ちやすくなってしまいます。
正式な社員でも勤続年数が短い場合は安定した収入があるのか疑われてしまいますので、これらの場合は連帯保証人や保証会社をつけておくと安心ですよ。
連帯保証人……?保証会社……?
専門家に聞いてみた方が良いわね。
連帯保証人とは、入居者が家賃を払えなくなった場合、代わりに家賃を支払う義務のある保証人のことです
連帯保証人を立てる場合は、安定収入のある親族を選ぶといいですよ。
大家さんは家賃滞納や夜逃げなどのリスクを避けるために、信頼ができ、安定した収入のある親族の連帯保証人を求めることが多いです。
友人や上司を連帯保証人に建てるのは現実的ではありません。
また、保証会社とは簡単に説明すると、連帯保証人の役割を果たしてくれる会社のことを指します。
しかし、保証会社を利用するときには、保証会社独自の審査があり、そこでクレジットカードの借金やローンの返済の延滞歴がチェックされることがあります。
これは、入居者が家賃の支払いを滞納しないかどうかを見るためですね。
奨学金の返済を滞納してしまったり、特に携帯電話の料金の滞納に気を付けてくださいね。
引き落とし時に口座の預金が足りていないことに気づかず、支払いが3か月以上遅れてしまうと、「ブラックリスト」に名前が載ってしまいます。
それも5年以上!
そうなってしまうと審査に通りにくくなってしまうので、本当に気を付けてくださいね。
え……それじゃあ、連帯保証人になってくれそうな人がいなくて、滞納歴のある人はどうしたらいいんですか……?
不安な方は他社やクレジットカード会社と情報を共有していない、独立系の保証会社を選ぶといいですよ
ただし、物件によって保証会社は決まっています。
物件探しの時に事前に不動産屋さんと相談して、物件を絞っておくといいですよ。
もう1つ効果的な対処法があります。
預貯金審査を行ってもらうことです
預貯金審査……?なんですか、それは?
審査の際、預貯金の通帳をコピーして提出しておくと、十分な預貯金があれば支払い能力の証明となり、審査に通りやすくなります。
不動産屋さんに相談してみてくださいね。
ちなみに、収入のない学生さんはどうなんだろう?と思うかもしれません。
しかし、学生には「親」という存在がいるので、家賃の心配がありません。
ですので、学生の入居審査は特に緩いといえます。
人柄は良さそうか?
最近は入居者の人柄を重視する大家さんも増えてきているそうです。
過去にクレジットカードの滞納歴があるお客様がいらっしゃいましたが、それは一回限りでした。
お店にいらっしゃったとき、身だしなみもマナーも問題ありませんでしたし、収入面でも問題なさそうなので、大家さんもお客様の入居を許可したそうです。
このように、滞納していてもその原因が軽度で、きちんと支払う気のある人であると判断されれば審査に通るというように、人柄がいいことをアピールすることが大切になってきています。
周囲に迷惑をかけるような人が入居してしまうと、場合によっては近所で賃貸人がつかなくなってしまうかもしれません。
また、どんな大家さんでも物件を乱雑に扱うような人に入居してほしくないと思うはずです。
そのため、態度やマナー、身だしなみを通して大家さんは入居者の人柄をチェックします。
不動産屋さんに行くときや内見の際は、身だしなみとマナーに気を付けてくださいね。
不潔な恰好やだらしない恰好をしていたり、マナーが悪いと不動産屋さんの人に悪い印象を与えてしまいます。
不動産屋さんと大家さんがつながっていることもあるため、悪い印象を大家さんに伝えられてしまうと、大家さんから入居の許可を得られなくなってしまいます。
逆に身だしなみもよく、物腰も柔らかい態度で接すると、「信頼できる人だ」と伝えてもらえるかもしれません。
不動産屋さんに電話を掛けるときから審査は始まっていると思っておいたほうがいいですよ。
また、過去に事件を起こしていないかなどもチェックされます。
と、いろいろ述べてきましたが、基本的に常識的でうそをつかなければ、人柄の面で落とされることはないと思いますよ。
審査に通りやすくするために不動産屋さんや大家さんに自分の誠実さをアピールしておくと、たとえアルバイトの人のように収入が不安定でも審査に通りやすくなりますよ。
そして不動産屋さんと良好な関係を築けていれば、審査に落ちてしまっても次は落ちないように一緒に親身になって物件を探してくれるはずです。
彼らの仕事は、物件を売ることなのですから。
トラブル発生の可能性はあるか?
人柄の問題以外でもトラブルが起こってしまうことがあります。
孤独死の危険がある高齢者の人だったり、言語や習慣に違いがある外国人の人、夜勤で生活リズムが合わない人などがそうです。
私は職業柄よく夜勤の仕事が入るのですが、過去にそのことで近所の人とトラブルになってしまったことがあります。
なるべく音を立てないようにはしていたのですが、やはり皆さんが寝ている時間なので気になってしまうのでしょうね。
私自身も昼間に寝るとき、周りの騒音が気になってあまり寝れなかった記憶があります。
といっても、そのことについて文句は言えません。
昼夜逆転の生活をしている人は少ないのですから。
どうせ住むなら、近所の人も昼夜逆転した生活を送っている物件にしたほうがよかったな、と思いましたね。
これらに該当する人は不動産屋さんと相談してみるといいですよ。
きっとそれらの問題に対応している物件を紹介してくれるはずです。
あきらめずに探してみてくださいね!
理不尽な理由で落とされたかも!?
たまに理不尽な理由で大家さんに落とされることがあります。
過去に一度も滞納したこともないし、これまで事件もトラブルも起こしたことのなく、身だしなみにもマナーにも気を使っていた私が一度入居審査に落とされたことがあります。
収入面でも問題ありませんでした。
後から聞いた話だと、私が入居審査を申し込んだ物件の大家さんは、過去に公務員の入居者に家賃を滞納されたことがあり、それ以来公務員の入居者を拒否しているそうです。
私はその入居者とは別人なのに……と思いましたね。
収入面も人柄の面でも問題ないはずなのに落とされた……
そう思うなら、これがきっと原因です。
これに対する対処法なんてありません。
あきらめて別の物件を探すといいですよ。
まとめ
入居審査の落ちる割合を減らすには
- 賃貸条件を確認する
- 月収が家賃の3倍以上あるか確認する
- 連帯保証人か保証会社をつける
- 預貯金審査をしてもらう
- 身だしなみやマナーに気を付ける
不動産屋さんと大家さんが重視しているのは家賃の支払い能力と人柄です。
そして、収入面が不安でも人間性がいいことをアピールできれば、不動産屋さんも親身になって必ずあなたに合った物件を紹介してくれるはずです。
もし審査に落ちてしまっても、あきらめずに自分に合った物件を探してくださいね!
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
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