引っ越しの荷造り中…
ガッシャーン!!!
キョロキョロ家の中を見渡してみると、割れ物って意外とあることに気づきませんか?
ガラス製のコレクションボックス、陶器でできた貯金箱、CDやミラー、ビンに入った調味料などなど、食器だけではないんですよね。
この割れ物を上手に梱包する事が引っ越し成功の秘訣です!!
あの割れ物大丈夫かしら…?と不安な思いで引っ越ししたり、箱を開けたら粉々…なんて事にならないように包み方を知っておけば安心です。
ちょっと引っ越しが心配になってきたぞ。
海太郎先輩に割れ物の梱包のアドバイスをもらおう!
目次
割れ物と言えば、基本は食器類ですね!!
割れ物の梱包のアドバイスが欲しいって?
僕は自炊主義だから食器類はけっこう持っているんだ。
前回引っ越し業者の梱包アドバイザーに教えてもらったんだよ。
~前回の引っ越し準備シーンにて~
割れ物といえば、まず最初は食器類ですよね。
お皿なら1枚ずつ、コップなら1個ずつ、ひとつずつ梱包することが重要なポイントです。
お皿をクレープ紙(新聞紙)の中央にのせ、四方を折り畳んでいきます。
包んだら伏せて重ね、ダンボールには立てて入れます。コップをクレープ紙(新聞紙)の手前角にのせ、コップを一周丸めたら紙を折り込んで、さらに巻きます。最後に、飲み口側の紙をグラスの中に折り込み、ダンボールに伏せて入れます。
いくつも一緒に包んでしまうと割れ物どうしがぶつかり合い、運搬中や移動した際に割れる原因になってしまいます。
そして段ボールに入れる時は『立てて』もポイントです。
お皿は上からの衝撃に弱いので立てて入れることで上下の衝撃に強くなります。
コップやグラスも横に倒さず『立てて』入れてくださいね。
割れ物は段ボールへのつめ方も大事です!
割れ物を段ボールへ入れる時にもポイントがあります。
引っ越しでの段ボールの基本は、大きく軽い物は大きな段ボール、重い物は小さな段ボールに入れます。
割れ物には小さな段ボールが向いています。
大きな段ボールにたくさん入れたら重くて持てなかったよ。
新しいしっかりした段ボールを使用します。
中古の段ボールを使ったら途中で底が抜けてしまうことも何回かあったな・・・。
段ボールの底には新聞紙やプチプチなどの緩衝材を敷いてから割れ物を入れます。
段ボールの中にクッション代わりになる物を横にも上にも詰めて隙間を埋めてください。
トラック内では左右に加えて上下にも揺れがあるんだよ。
すべての角度から振動が迫ってくると思っていた方がいいぞ!
シュレッダーされた紙くずはありませんか?
その紙くずをビニールに詰めたらクッション材の代わりになりますよ。
衣類やタオル、毛布も使えそうです
衣類は段ボールの隙間埋めに使えそうですよね。
タオルはお皿を包むことができそうです。
これなら新聞紙と違ってゴミがでることもなく片付けが楽になります。
でも注意も必要です。
もし割れてしまったら、衣類や毛布に破片がついてしまう恐れがあります。
割れ物自体がきちんと包まれた状態でなければいけません。
割れて飛び散ってしまうような物を包むよりは、クッション代わりの隙間埋めに向いていそうですね。
ひと通りつめ込んだら、段ボールを持ってフリフリゆすってみてください。
ゆすってカチャカチャ音がする場合は、運送中の揺れで割れてしまう恐れがあります。
その場合は、すき間に新聞紙やプチプチなどの緩衝材をつめてください。
そして、この時点でフタが盛り上がってたり、重すぎて持てないようだとつめ込みすぎです。
つめ込みすぎは上からの圧迫で割れてしまう危険がありますので気をつけてくださいね。
食器以外の割れ物のあれやこれ
食器以外の陶器やガラス製品なんかもそれぞれ梱包するのが基本だよ。
面倒くさがらずに必ず「1つずつ」包むこと!!
調味料編
調味料は砂糖やお塩など袋に入っている物や、醤油やソースなどプラスティックボトルに入っている物がありますよね。
ですがオリーブオイルやオイスターソースなどはガラス瓶の容器に入っている事が多い調味料です。
これら調味料の容器も割れ物ですよ、みなさん!!
使いかけの調味料や瓶入りの物はそれぞれを梱包し、まとめてビニール袋に入れてから段ボールへ入れます。
その時、横に入れてしまうとこぼれてしまいますので立てて入れるようにしましょうね。
ちょっといいかしら。
調味料によって容器はいろいろだけど、それぞれに適した物がある事をご存じかしら。
最近は調味料を自分好みの容器に入れ替えている人も多いようだけど、プラスティックは匂いや色がない調味料に向いているし、湿気に弱い調味料は調湿作用のある陶器製の容器が最適なの。
においの強いスパイスや酸のお酢はガラス製が安心よ。
今回テーマの『割れ物』であるビン容器はね、密閉率が高くて、風味が落ちたり変色などの品質劣化が他の物よりゆっくりだから長期保存に向いているのよ。
では、オジャマいたしました~。
こんな感じで引っ越し業者に詳しく教えて貰ったから、ひこ助くんも参考にしてみてくれよな。
色々教えていただき、有難うございます!
割れ物って…他にもいろいろありますよね
CDやDVDはケースに入れたまま立てて段ボールへ入れます。
ミラーやインテリアとして飾ってある絵画、表彰状などは、ガラス面を特に丁寧に厚く梱包し、ズレないようにしっかり養生テープでとめます。
そしてガラスのある面に「ガラス面注意!!」などと明記し、割れやすい事がわかりやすくしておくと安心です。
姿見や大きな絵画など、段ボールに入らない物は引っ越し業者に梱包をお願いする事ができます。
無理をするよりはお任せする方が安心です!!
ねぇ、ゲーム機も割れるよね?
割れなくはないけど…壊れはするよな。
番外編:割れ物ではないけれど・・・
割れ物を大きく通り超え『破裂や爆発』する可能性のあるカセットボンベやヘアスプレー、ライターも注意が必要です。
引っ越し業者は法律(標準引越し運送約款)で運べない荷物がありますが、その中に火薬類があります。
ライターやオイルなどの可燃類、カセットコンロのボンベなどの爆発する危険性のある物は、段ボールに入れる事や運搬自体をNGとする業者もあります。
特に夏場の車内は高温になるため、トラック運搬中に爆発や火災が発生する可能性が出てきます。
JAF(日本自動車連盟)が8月の晴れた気温35度に車内の温度テストをしています。
カッコ内の色は車の色です。
車内最高温度 車内平均温度 ダッシュボード最高温度 対策なし(黒) 57℃ 51℃ 79℃ 対策なし(白) 52℃ 47℃ 74℃ サンシェード装着 50℃ 45℃ 52℃ 窓開け(3cm) 45℃ 42℃ 75℃ エアコン作動 27℃ 26℃ 61℃
夏場の車内が熱くなることは想像つきますが、ダッシュボードの79℃には驚きですよね!!
エアコンを入れても61℃だな、スゴイな…。
その車内に物を放置することは危険行為です。
- ヘアスプレーや制汗スプレーなどLPGガスが使われているスプレーは高温になると爆発する可能性あり。
- ガスライター(使い捨てライターなど)も高温になると破裂・発火の危険性あり。
炭酸飲料の缶やペットボトルも膨張して破裂するのは有名な話だよね。
僕のラジコンも置き忘れちゃったら、電池が液漏れして大変なことになった事あったよね。
使いかけの物は処分し、未使用品は運搬可能かどうかを専門業者に確認しましょう。
お役立ちアイテム利用で安心!!
引っ越し専門業者には、食器専用梱包資材を扱っている所があります。
食器をそのまま入れられる専用のボックスで時間が短縮でき、ごみを減らせます。
食器専用に開発されたボックス。
弾力性のあるウレタンではさむ食器トランク。
専用梱包資材を使えば梱包なし+割れの心配なし+時間短縮=引っ越し成功!!
無料で貸し出し可能な業者もありますので、見積もり時に確認することをおすすめしますよ。
まとめ
割れ物をしっかり包むことが引っ越し成功のカギ
- 割れ物は必ず1つずつ、新聞紙やプチプチで梱包する
- 段ボールに入れる際には隙間を作らないようにする
- 割れ物を入れる段ボールは新品を用意する
- 段ボールの底や隙間には緩衝材を入れ、運搬の揺れから守る
- 調味料はビニール袋に入れてから梱包する
- 破裂や爆発の可能性のある物は、段ボールに入れずに引っ越し業者に確認する
- 引っ越し業者に梱包サービスについて事前に確認する
割れ物の梱包って大事なんですね。
海太郎先輩ありがとうございました。
我が家には割れ物けっこうありそうだな。
割れ物が入った段ボールには「割れ物注意」の記入やシールを忘れないようにな!!
自分だけでなく、誰から見ても割れ物だとわかるようにすることが大切だよ。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
ひこ美~ケガはないかい?
(心の声)
(今月、ひこ美の割った物・・・花瓶とフォトフレームとこの皿で3つ目だぞ・・・ふぅ~。)