子連れで海外転勤!子供はどんな教育が受けられる?国による違いは?

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ひこ助

もし海外転勤が決まったら、家族と一緒に行くかどうか悩むよな。

ひこ美

そうよね。

海外で生活する不安もあるけど、私はちび助の教育も気になるわ。

ひこ助

そうだよな。

そこは、かなり重要だよな。

お子様がいらっしゃる場合は、

「現地ではどんな教育を受けられるのだろう?」

「どんな学校の選択肢があるんだろう?」

と悩んでしまいますよね。

お子様が現地で受けられる教育は、海外に連れていくかどうかを判断する非常に重要な項目だと思います。

今回は「各国の教育の特徴と現地での学校の選択肢」についてご紹介します。

各国の教育制度は日本と違うの??

ひこ美

日本の教育と海外の教育ってそんなに違うのかしら?

使う言葉は当然違うと思うけど、それ以外は大きな違いはないんじゃないかしら?

そんなことは無いんです。

もちろん、日本と変わらない点もありますが、全然違う点もあるんです。

教育への考え方の違いから、各国の文化が垣間見えるので面白いですよ。

アメリカは個人主義

「集団の和」を重んじる日本の教育と違って、アメリカの教育は「個人主義の精神」が尊重されています。

日本では、たとえそれぞれの理解度が違っていても、同じスピードで、同じ内容の授業をクラスで一緒に受けますよね。

しかし、アメリカでは、理解度が高く、学習スピードが速い子供は、「飛び級制度」でその子に合わせたハイレベルな内容の授業を受けることもできるんです。

また、日本では文部科学省が定めたルールに従うので、授業内容や進むスピードは日本国内で基本的には同じですよね?

ひこ美

確かにそうね。

例えば、九九の掛け算を習うのは、小学校2年生の2学期からというのは、日本全国どこも同じよね。

しかし、アメリカでは、先生によって教える内容、スピードなどが全然違っているんです。

ホントに同学年!?アメリカでビックリした授業内容の差

娘は以前アメリカの小学校に通っていました。

1年生が始まって、最初の2週間で

「1~10まで数えて書く勉強」

をしていました。

日本と比べてゆっくり進んでるなぁと思っていたのですが、同じ学校の、隣のクラスにいるお友達の話を聞いてビックリしていまいました。

なんと、隣のクラスでは「足し算」が始まっていたんです。

アメリカでは、各クラスの担任の先生に授業の内容や進めるスピードを決める権限があるので、こういう事はよくあると聞きました。

個人主義のアメリカらしいなぁと思いましたが、それにしても差が大きすぎてビックリしてしまいました。

また、アメリカでは親が子供の学年を意図的に下げることもあるんですよ。

ひこ美

え?どうしてわざと学年を下げるの?

それに、アメリカでは親が望めば学年を下げることができるの?

はい、できるんです。

アメリカでは、早生まれの子供が、劣等感を持ったり、自信を失わないように学年を下げることがよくあるんです。

ひこ美

確かに、同じ学年でも4月生まれの子と3月生まれの子では1年近く違いがあるものね。

小さいうちは、特に差が大きいわよね。

年齢に捕らわれず、何でも自信を持って取り組める環境を用意できるのも、アメリカの教育の特徴なんです。

カナダは問題解決能力を伸ばすことに力を入れている

カナダの教育の特徴は、

「知識を詰め込むだけではなく、自分で疑問を見つけて解決する、問題解決能力を伸ばす授業」

に力を入れている点です。

ひこ助

確かに、知識も大事だけど、社会に出てからはそれだけでは足りないよな。

仕事で何か問題が起こった時に、教科書の問題みたいに、答えがあるわけじゃないから、自分で問題を解決する能力が必要になってくるよな。

授業の内容もアメリカと同じく、担任の先生に内容や進め方を決める権限があるので、クラスによってバラつきが大きいのも特徴です。

地元のカナダ人でさえ、

「同じ内容でも、違うやり方で教えるので子供が混乱する」

と思うそうですよ。

ひこ美

カナダ人でさえそう感じるなんで、相当クラスの差が大きいのね。。。

良い先生に当たればいいけど、そうでないと大変ね。

フィンランドではテストがない!?

フィンランドでは「勉強は自分のためにする」という意識が浸透しています。

そのため、他人と学力を比較するような「テスト」は義務教育(16歳まで)の間は無いんですよ!

ひこ美

夢のような国ね!

私も学生の頃はフィンランドに住みたかったわ。。。

ひこ助

でも、テストがないと勉強しないと思うんだよな。

フィンランドの学力は、そんなに高くないんじゃないかな?

そんな事無いんです。

OECDと呼ばれる機構がおこなう、国際的な学習到達度調査の結果、フィンランドは常に高評価を得ているんですよ。

ひこ助

「テストの為に勉強する」のではなく、「自分の為に勉強する」という意識を強く持っているから、テストがなくてもちゃんと勉強するんだな。

ひこ美

勉強って本来はこうあるべきよね。

ドイツは10歳で将来の職業を決める!?

ドイツでは、10歳という幼い年齢で以下3つの中から将来の職業を選ばないといけないんです。

  • エリートコース(ギムナジウム):医者や弁護士などのエリート職
  • 就職コース(レアルシューレ):事務職や販売員
  • 専門職コース(ハウプトシューレ):職人
ひこ美

10歳と言えば小学校4年生とか5年生の年齢よね??

そんな年齢で将来の仕事を決めないといけないなんて、かわいそうだわ!?

しかも、一度進路を選んだら、変更することは、ほぼできないんです。

ひこ助

ドイツの人はこの教育制度をどう思っているんだろう?

不満を持っている人はいないのかな??

もちろん、多くのドイツ人が不満を持っていて、この教育制度は厳しい批判にさらされてきました。

しかし、

「メリットがあるからこそ、このような教育制度になった」

とも考えられますよね。

ひこ助

まあ、そうだけど。

他国の事を悪く言いたくないけど、正直メリットがあるとは思えないな。。。

この教育制度の特徴は、「適材適所」に特化している点なんです。

ひこ美

どういう事かしら?

つまり、

「勉強が得意じゃない人は、最低限の知識を学んだら、すぐに就職しましょう」

「勉強ができる人は、どんどん勉強して、知識を活かせる仕事に就きましょう」

「勉強が嫌いな人や、できない人に勉強を教えても無駄だ」

という考え方です。

ひこ美

ものすごく、合理的な考え方ね。。。

私は10歳で将来の職業を決めるのは嫌だけど、この主張も一理あると思うわ。

ひこ助

うん。

日本では、勉強ができない子も先生が頑張って教えて、ある程度できるようにするけど、ドイツは全然違うんだな。

ひこ美

どこの国の教育制度も日本と大して変わらないんじゃないかと思ってたけど、そんなことなかったわね。

海外ではどんな学校の選択肢がある?

日本人学校

「日本人学校」は日本人の駐在員が多く住む場所に設置されていることが多いですが、どこにでもあるというわけではありません。

赴任先によっては「日本人学校」がない場合もありますので、赴任が決まったら、調べておくことをオススメします。

また、「日本人学校」は基本的に中学校までしかないので、高校からは別のところを探す必要があるので注意してくださいね。

「日本人学校」の良い点は、文部科学省に認定されている学校で、日本のカリキュラムに沿って日本語で勉強するところです。

ひこ美

海外で一番不安なのは、「言葉」だけど、日本人学校なら「日本語」だから最初から安心して学校に通えるわね。

ひこ助

うん。

しかも、日本とカリキュラムが同じなら、日本へ帰国した後も、他の子と学力の差がでなくていいよな。

ひこ美

あと、学校からの連絡やプリントも「日本語」なのが嬉しいわね。

英語や現地語のプリントだと、読むのも大変だし、ちゃんと内容が理解できるか、親も不安だもの。

しかし、「日本人学校」に通うと英語や現地語に触れる時間は圧倒的に少なくなってしまいます。

つまり、海外に住むことによって期待される「語学の習得」はあまりできないかもしれません。

語学を習得したい場合は、放課後に語学スクールに通ったり、習い事をするといいですよ。

ひこ助

日本人学校で日本と同じ教育を受けつつ、習い事をして語学を習得すれば、一石二鳥だな!

インターナショナルスクール

「インターナショナルスクール」は個人や法人が運営していて、カリキュラムなどはそれぞれ独自に決めています。

授業はすべて英語で行われるので、英語を身につけさせたい人にはオススメです。

ひこ助

これからの時代は、やっぱり英語は話せた方が良いと思うんだよな。

だから、ちび助には英語を話せるようになって欲しいな。

「インターナショナルスクール」に入れる親御さんのほとんどが「英語の習得」を期待しています。

しかし、「インターナショナルスクール」で学べる大事な事は他にもあるんですよ。

ひこ美

英語以外に何かあるの?

「インターナショナルスクール」には様々な国の生徒がいるので、

「世界にはいろんな国があって、それぞれ違う文化や風習、宗教がある」

という事を、身をもって体感できて、国際性が身につくんです。

「英語の習得」だけなら頑張れば日本でもできますが、「国際性」は実際に体感しなければ身につきません。

インターナショナルスクールで起こった殴り合いの喧嘩!理由は宗教の違い!?

以前ドイツの「インターナショナルスクール」に通っていた時に、小学校の同学年の友達と遊園地に遊びに行くことになりました。

友達は、みんな国籍もバラバラでした。

遊びに行く日にちが決まりかけた時に、ある友達が

「その日は宗教上の理由で行けないから、別の日に変えて。」

と言い出したんです。

そうしたら、別の友達が

「お前の宗教なんか知るか!!」

「お前の宗教は信じる価値もない」

と怒りだして、口論になってしまったんです。

その後も、次々といろんな宗教の人が、お互いの宗教の悪口を言い始めて最終的には殴り合いの喧嘩になってしまいました。

日本人は「無宗教」の人が多いので、「宗教」が理由で喧嘩になったことに衝撃を受けました。

この喧嘩の体験を通じて

「いかに世界では宗教が人々にとって大切で身近な存在なのか」

という事を、身をもって知りました。

そして、「違う国の人と仲良くするには、お互いの信じる物を尊重する気持ちが大事なんだ」という事も学びました。

現地校

現地にある公立、または私立の学校で、使用言語はその国の現地語になります。

初めにご紹介した各国の教育制度の影響が一番出る選択肢が「現地校」です。

英語圏であれば、使用言語は英語なので、辞書などを使えば、多少は意味を理解できますよね。

しかし、非英語圏の言葉の場合、全く言葉が理解できない人の方が多いと思います。

ひこ美

確かに、英語だと一応学校で勉強してきたから、辞書を使えば書いてある文章くらいは読めるかも知れないわね。

でも、英語以外の言葉は、辞書を使ってもさっぱり分からないわ。。。

「現地校」に通う場合は、入学手続きや、その後の連絡等を現地語で学校とやり取りしなければなりません。

つまり、相当現地語のできる親御さんでなければ、「現地校」に通うのは難しいですよ。

海外での学校選びのポイントは?

赴任先が英語圏か非英語圏かで選択肢が変わってきます。

また、現地に「日本人学校」がある場合は、親御さんが事前に話し合って決めた

「子供に、どの言語でどんな教育を受けさせるか」

によって、学校を決めることになります。

ひこ美

帰国後の事も考えて、日本語で日本と同じ教育を受けさせるなら「日本人学校」を選ぶってことね。

英語圏の場合

お子様に英語を習得させたいのであれば、「インターナショナルスクール」「現地校」になります。

しかし、「インターナショナルスクール」の学費はものすごく高くて、学費がなんと年間200万円以上もかかるそうなんです。

ひこ助

え!?

英語を習得できるのは魅力的だけど、随分と高いな。

日本では、芸能人やスポーツ選手の子供がたくさん「インターナショナルスクール」に通っているって聞くけど、学費がこれだけ高いから、一般人ではなかなか通わせられないんだな。

会社から補助がたくさん出ない限り、自分で払うのは少し厳しい金額ですよね。

英語圏で英語を勉強させたい場合は、現地校をオススメします。

非英語圏の場合

英語を習得させたい場合は、学費は高いですが、「インターナショナルスクール」に通わせることになります。

そして、もう一つの選択肢として「現地校」があります。

しかし、先ほども「現地校」について書いた通り、親御さんが現地語をかなりできないと、通うのは難しいですよね。

ひこ助

現地語ができないと、非英語圏で「現地校」に通うのは現実的じゃないよな。

もし、近くに日本人学校がなかったら、実質「インターナショナルスクール」の一択ってことか。

ひこ美

そうなると高い学費が心配ね。。。

そうですよね。

しかし、会社も非英語圏に赴任させるからには、その辺もちゃんと考えてくれていますよ。

非英語圏に赴任する場合は、「多くの会社が学費の補助を出してくれる」と聞きます。

赴任が決まったら、一度会社に学費の補助について確認する事をオススメします。

ひこ助

補助が出るなら、安心だな。

赴任が決まったら、会社に聞いてみるよ。

まとめ

各国の教育制度の特徴とは?

  • アメリカは個人主義で各自の能力に合わせた教育を受けられる
  • カナダでは問題解決能力を身に着けさせる教育を受けられる
  • フィンランドではテストがない
  • ドイツは10歳で将来の仕事を決めなければならない

海外での学校の選択肢は?

  • 日本人学校で、日本と同じ教育を受ける
  • インターナショナルスクールは英語と国際性を身に着けられる
  • 現地校では現地の文化や風習に直接触れられるが、親が現地語に精通していないと通わせるのは難しい

海外での学校選びのポイントは?

  • 近くに日本人学校があり、日本と同じ教育を受けさせたい場合は「日本人学校」がオススメ
  • 英語圏で近くに「日本人学校」がない場合は、学費が安い「現地校」がオススメ
  • 非英語圏で近くに「日本人学校」がない場合は、「インターナショナルスクール」がオススメ

今回は「各国の教育の特徴と現地での学校の選択肢」についてご紹介しました。

海外に大事なお子様を連れていくかどうかは親御さんにとって悩みどころですよね。

赴任が決まったら、まず夫婦でしっかりと「どんな教育を受けさせるか」を話し合ってください。

そして方針が決まったら、今回の記事を参考にして、お子様と親御さんに合った学校を選んでくださいね。

海外では言葉の壁や、文化・風習の違いに苦労することもあると思います。

お子様も、すぐには学校に馴染めないかもしれません。

でも、苦労した先には「国際感覚」「精神的な強さ」「視野の広さ」など、日本では得られない語学以上の物が得られますよ。

それらはきっと将来お子様の強みとなります。

海外生活が皆様にとって実りあるものになるといいですね。

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