引っ越すときに本籍地の変更は必要なの??それとも必要ないの??

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ひこ美の母
そういえば、あなたたちの本籍ってどこなの?
ひこ美
えーっと、引っ越した時に移したと思うけど…

どこだったかしら?

ひこ美の母
そんな、適当な!

ひこ助さんご実家の土地にしたほうが良いわよ!

先祖代々守ってきた土地にしないと、ご先祖様に申し訳ないわ!

ひこ助
お義母さん、うちの両親は気にしませんし、本籍は自分の育った場所とは、全く関係のなくても良いみたいですよ。
ひこ美の母
そうなの~!?

今回は籍が必要になる場面」についてご紹介します。

本籍地はどこにする?

本籍地は自由に選べる

本籍地は、日本国内であれば本当に自由に選べます。

本籍地の1番人気の住所は「皇居」と言われています。

ひこ美の母
自由って、自分と全然関係無い場所でも良いの!?

皆さんも、びっくりしているのではないでしょうか?

でも本当に自由なんです。

本籍は一人暮らしを始める時や引っ越す時、住民票のように必ず移す必要はありません。

実家のままにしておいても、特に問題はありません。

または、前に住んでいた所のままに移動しなくても全く問題ありませんよ。

ですが、新築の家を建てて、新しい住居にこれからずっと住み続ける予定の方は、新しい住所を本籍とする人が多いですよね。

逆に、転勤が多い方には、ある特定の場所に本籍を置く方もいます。

ひこ助

私の友人は、本籍を「皇居」にしていましたよ。

何度も引っ越しされる方は、本籍の住所は忘れがちですよね。

ですが、皇居は住所が変わらないので、調べれば確実に住所がわかります。

また「本籍は皇居」ってとても良い響きですよね。

だから多くの人に人気なんだと思います。

ちなみに、最近は結婚式を挙げた教会を本籍にする人もいるそうですよ。

本籍はどんな時に必要?

本籍が必要になるのは主に以下の場面です。

  • パスポートを作る時
  • 相続関係の書類を用意する時

それでは具体的に見ていきましょう。

パスポートを作る時

初めてパスポートを発行する時と、期限が切れのパスポートを再度発行する時に本籍が必要です。

注意

本籍は、パスポートの更新には不要です。

定期的に海外に行く人は、期限が切れる前に更新の手続きをした方が楽ですよ!

パスポートを取得するときは、本籍地が記載されている戸籍謄本・戸籍抄本が必要です。

そして戸籍謄本・戸籍抄本を手に入れるには、本籍のある市区町村の役所に行く必要があります。

なので、もし今後引っ越しをする予定が無い方は、今住んでいる住所を本籍地にした方が楽ですよ。

最寄りの役所に行くだけで済むなら、その方が良いですよね!

ですが「本籍地を遠方にしている」という方でも、戸籍謄本・戸籍抄本を役所から郵送などで取り寄せることは可能です。

その際は、本籍地の役所へ電話をして確認する必要があります。

ただし、時間がかかりますし、役所によって郵送方法手数料も違うので気をつけてくださいね。

私が一度役所に電話をした時は、

「現金を定額小為替という形態に換えて郵送してください。」

と言われました。

「戸籍謄本」の書類を取得する為に、別の書類を用意して郵便局に行ったので、とても手間がかかりました。

もし、「皇居を本籍に登録したい!」

という方は、パスポートの申請ために必要な「戸籍謄本・戸籍抄本」を入手するのが少し面倒かもしれません。

定額小為替とは

現金を郵送したい場合、封筒に現金を入れて郵便として送ることは禁止されています。

そのため、現金を「定額小為替」に換えて郵送して、郵送先で現金に戻すといった作業が必要になります。

ゆうちょ銀行HP

相続関係の書類を用意する時

相続と言われても、具体的にどんな時に必要になるのか分かりませんよね?

ひこ助

僕の友人が相続に関する書類が必要になったので、ご紹介します。

友人Aさんの体験談

親せきの叔父さんが亡くなった時、どうやら自分に保険金がもらえることが分かりました。

叔父さんは生涯一人暮らしで、叔父さんのたった1人の兄弟である父も何年も前に他界しました。

これまで気づきませんでしたが、

血縁関係にあるのは私だけ、ということが分かりました。

保険金を受け取る為に、

保険会社の人

「血縁関係があるのは、あなただけか」確認します。

その為には、故人のお爺さんの代からの戸籍謄本が必要です。

と言われました。

私からみて、ひいお爺さんの代からの戸籍謄本が必要でした。

「郵送で取り寄せようかな」と思ったのですが、

万が一、間違いや確認事項があれば、何度もやりとりが必要です。

「トラブルが起きても嫌だな。」

と思い、叔父の本籍地の役所まで行き、戸籍標本を発行しました。

そこでは、役所の方と一緒に本籍をたどって家族構成を確認しましたよ。

その中に、亡くなった叔父さんとの血縁関係がはっきりしない親戚が1人いました。

ですが、その親戚は戦争前の方でしたので、役所の人に

「これ以上確認できる親戚はいない」

という旨を一筆書いてもらいました。

私は無事に「叔父さんは私以外の血縁関係が無い」ことを証明できました。

役所は少し遠い距離にありましたが、処理が1回で済んだので良かったです。

ひこ美の母

慣れない手続きは、思いもよらないことが起こるかもしれないから、直接役所に行った方が良いわよね。

もし、血縁関係の証明を電話でするとすれば、かなり時間がかかり、以下の流れになるので大変だと思います。

  1. 役所に依頼して戸籍謄本を送ってもらう
  2. 戸籍謄本を保険会社に郵送する
  3. 保険会社から「〇〇さんという親戚の記録が最後までわかる資料」を追加請求される
  4. また役所から戸籍謄本を送ってもらう手続きをする
  5. 不明な点が出ると、電話で相談して考える

長い道のりになるところでした

また叔父や、叔父の親戚は同じ町内に全員住んでいたので、すぐに手続きができました。

もし本籍を途中で変更していたら、変更した住所の役所へまた問い合わせる必要がありました。

ひこ美
それはとても大変だね!

本籍地は本当にどこでも選べるのですが、何も考えずに遠い場所に決めるのはあまりおすすめできません。

また、引っ越し先が定住する場所なら、そこを本籍地とすると良いですよ。

本籍を変更する必要がないのであれば、変更しないことをおすすめします。

もし結婚して引っ越す際に、

「どちらかの夫婦の本籍と同じにするのが抵抗があるな。」

という方は、夫婦で新しい戸籍が作れますので、新居に本籍を変更することもできますよ。

まとめ

本籍地は本当にどこでも自由

本籍地が必要な場合は

  • パスポートの申請
  • 相続関係の手続き

本籍地は

  • 書類を取りに行きやすい近場がオススメ
  • できるだけ変更しない

今回は「本籍が必要になる場面」についてご紹介しましたが、いかがでしかか?

本籍地は自由に決めることができます。

ですが、あまり適当に決めてしまうと、本籍に関する書類が必要になった時に手続きが面倒になってしまいます。

そのため、本籍は近場でなるべく変更しないほうが良いですよ。

今回の記事を参考に、本籍地を決める時に役立ててくださいね。

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