大変!もう引っ越し業者の予約しちゃったよ?!
困ったなあ、予約のキャンセルってできるのかな。
引っ越しが延期になったり、取りやめなければならない都合が出てきた時、キャンセルする方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
また、このときクーリングオフ制度は利用できるのでしょうか?
あなたの知らない引っ越しのキャンセルとクーリングオフの関係を知るために、ひこ助と一緒に見ていきましょう!
目次
クーリングオフで引っ越しはキャンセルできる?!
クーリングオフってどんな制度?
クーリングオフを使えばいいんじゃないかな。
契約したものをやめられる制度だったはずだよ。
クーリングオフがどのような制度なのか確認してみますね。
クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
出典:独立行政法人国民生活センター
ここにある「一定の期間」とは、申込書面または契約書面のいずれか早いほうを受け取った日から計算して基本的に8日以内を指します。
契約したものの種類によっては20日以内のものもありますので、詳細は国民生活センターのサイトなどで確認するか、最寄りの消費生活費センターでチェックできますよ。
手続きは書面ですることが必要ですが、ハガキを送ることで完了することができます。
「特定記録郵便」や「簡易書留」など記録が残る方法で送り、ハガキのコピーや送った記録は保管しておくと安心ですね。
引っ越し業者との契約はクーリングオフの対象になる?
クーリングオフは、訪問販売、電話勧誘販売、訪問購入、などが対象となっている制度で、引っ越しは対象外です。
訪問販売や電話勧誘はその場で説明を受けて契約したりするもので、契約後に消費者が考え直す期間としてクーリングオフという制度があるのです。
引っ越しは引っ越す意志があり、見積もりをしてもらった上で契約書にサインをしているのでクーリングオフの対象にはなりません。
クーリングオフは使えないのか…。
じゃあどうやってキャンセルしたらいいのかな?
1度契約した引っ越しを取りやめたい時はどうすれば良いのでしょうか?
引っ越し業者との契約をキャンセルする方法は?!
1度契約した引っ越しをキャンセルするには業者に連絡をすれば可能ですが、キャンセル料やその他の金額を請求される場合があります。
キャンセル料はいつからかかるの?
引っ越しに関する規則は国土交通省が定める「標準引越運送約款」で決まっていますので、キャンセル料の割合はどの引っ越し業者でも同じです。
「標準引越運送約款」ではキャンセル料が発生する期限をこのように定めています。
- 引っ越し前々日:見積書の運賃及び料金の20%以内
- 引越し前日:運賃及び料金の30%以内
- 引越し当日:運賃及び料金の50%以内
つまり、引っ越し3日前まではキャンセル料を発生させることなくキャンセルが可能です。
この規則はキャンセルのみでなく、延期にも当てはまりますので注意してくださいね。
標準引越運送約款では、「引越し業者は引っ越し予定日の3日前までに申込者に連絡を入れ、見積書の記載内容に変更がないか確認しなければいけない」としています。
この確認がなかった場合は、引越し前日や当日にキャンセルをしても引っ越し業者はキャンセル料は請求できません。
他にも請求される料金がある?!
引っ越し自体のキャンセル料はお話した通りですが、キャンセルをすると他にも請求される可能性がある項目がありますので注意が必要ですね。
- 梱包資材を受け取っていた場合
引っ越しの契約をすると段ボールやガムテープなどの梱包資材をある程度まとまって置いていってくれることが多いのですが、これは引っ越し業者から契約をした人へのサービス品です。
キャンセルをする場合は買取や送料を負担した上での返送を求められることもあります。
-
オプションサービスを事前に利用した場合
エアコンの取り外しや荷物の一時預かりなどのオプションサービスを、キャンセル連絡より前に利用していた場合は、その料金を支払う必要があります。
- 引っ越し業者が外部委託しているものがある場合
ピアノの運搬のためにクレーン付きのトラックを手配していたり、ペットがいるので専門業者に運んでもらう手配をしていた場合は、その料金を請求される場合があります。
さいごに、
「引っ越し日が雨の予報だけど延期やキャンセルはできるの?」
という疑問をお持ちのあなたにはこちらの関連記事をご紹介しておきます。
引っ越し日が雨天だった場合について詳しく書かれていますのでぜひご参考にされてみてはいかがでしょうか?
まとめ
クーリングオフで引っ越しはキャンセルできる?!
- クーリングオフは一定の期間中に契約の撤回・解除ができる制度
- 引っ越しはクーリングオフの適用外
引っ越し業者との契約をキャンセルする方法は?!
- 引っ越しのキャンセルするは業者に連絡をすることで可能
- 引っ越し3日前まではキャンセル料は発生しない
- キャンセル料以外に料金を請求される場合ある
クーリングオフ制度を使わなくても引っ越しの契約をキャンセルできることがわかりましたね。
キャンセル料は3日前までかかりませんが、「急なキャンセルは引っ越し業者の迷惑にならないかな」と後ろめたい気持ちにもなりますよね。
皆さんもキャンセルがわかった時点で早めに連絡してくださいね。
ひこ美〜!
さっき上司から連絡があったんだけど、会社の都合でやっぱり「異動は決定」みたいだよ。
え!?そうなの??
ずっと「引っ越しのキャンセルの方法」についてたくさん調べてたのにね。
まあ、でもたくさん引っ越しの知識もついたら良かったよ。
キャンセルすることなっても、意外と焦る必要はないことが知れたし。
そうだね。
じゃあ引っ越しの準備を再開しますか〜。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
決まっていた引っ越し、会社の都合で延期になっちゃったよ。