引っ越しとなると下調べや準備に余念がありませんよね。
では、引っ越し前に引っ越し後の片づけを考えた事はありますか?
正解です!!
では、山のようなダンボールで運び込んだ荷物、すべて揃っていそうですか?
準備に奔走してバタバタと入れ込んだ荷物は、引っ越し後に「全部ある」と自信を持って言えそうですか?
もしかしたら物がなくなっている事に気づかない可能性もありますよね。
今回は、引っ越しで「物をなくす」かもしれない方にアドバイスをお伝えしたいと思います。
目次
自分たちでできる事をきっちりやる!!
ひこ美とちか子がいつものカフェでおしゃべりをしています。
ひこ美、引っ越しの準備進んでる?
ひこ助くんが頑張ってるわ。
先週知り合いの引っ越しのお手伝いに行ったんだけど、終わりぐらいになってから「荷物の箱がひとつなくなってる!!」って大騒ぎしたのよ。
しばらく業者さんとモメたんだけど、結局引き上げるダンボールに埋もれてしまってたの。
そんなこともあるのね。
荷物はきちんとしておかないと、ひこ美達も大変よ!!
引っ越しで発生した「なくなった!!」の紛失トラブルは解決が難しい問題です。
見てわかる破損とは違い、紛失の場合、引っ越し前にあった荷物が引っ越し後になくなっているのがわかるのは、梱包した本人たちだけです。
もちろん冷蔵庫や家具など大きな物が紛失した場合は明らかですが、その他の物がなくなったと主張しても、業者側からしてみれば、
本当にあったんですか?
という話になりますよね。
そんな時の為にも、引っ越し準備での荷づくりがとても重要なんです!!
ポイポイ~っといれるだけの荷づくりではだめですよ。
荷物をすべて把握する覚悟で!!
まず荷づくりの時点でその物が「存在すること」がわかるようにしておく必要があります。
ダンボールの中身はもちろん、ダンボール箱も自分自身が覚えておく事が大切です。
- ダンボールの中身はリスト化したり画像に残しておく
- ダンボール箱に通し番号をふっておく
これだけでも「あった」「なかった」の水掛け論に有利になる可能性が高まります。
何より紛失にすぐに気づくことができますよね。
ダンボール箱がなくなっている場合は新居に運び込んだ時点で気づけます。
箱の中身がなくなる事はあまり考えられないですがゼロではありません。
引っ越し当日の忙しいさなか、箱をあけておいた状況で何が起きるかわかりませんよね。
ですから、箱に何が入っていたかがわかれば紛失に気づけますよね。
これは紛失だけでなく破損にも有効なので、多少手間はかかりますがトラブル防止に効果的です。
あってはならないことですが、引っ越し中の盗難事件もあります。
作業中は荷物から目を離さない、必ず近くに人がいるようにするなど注意が必要です。
また、ダンボールの外側に中身を明記する場合は抽象的に書く方が安全です。
もちろん、貴重品は運搬荷物に入れないようにしてください。
保険に入って安心を買う
引っ越し業者を利用する際に荷主が任意で加入できる保険があります。
荷物があった、ない、あった、ない…と両者譲らず、結論が出ない事も多い紛失のトラブルでは加入しておくのもひとつの手段となります。
引っ越し業者のほとんどは「運送業者貨物賠償責任保険」に加入しており、お客様との紛失や破損トラブルの際にはこの保険から賠償されます。
しかしこの保険、免責事項があります。
運送業者が見積り時に提示しなければならない「標準引越運送約款」に記載のある「運搬できない物」に対しては補償が受けられないようです。
例えば、貴重品や現金、有価証券、美術品や骨董品、植木や動物、パソコンデータなどは対象になりません。
他にも、きちんと梱包ができていなかった場合や、運べない物や申告しなければいけない物をこっそりダンボールに忍ばせて起きた場合も補償されません。
また、業者側の過失が認められない場合の紛失は補償の対象にならないようです。
そのために個人で引越荷物運送保険に加入しておくと安心です。
業者側が補償できない場合1000円~3000円の保険料で万が一に備えられます。
各業者で入っている保険会社が異なり、補償対象に違いがあります。 契約前に紛失や破損での補償の範囲を確認してください。
選び方次第で防げそう!!
一般的な引っ越しでは紛失トラブルはあまりないのですが、長距離引っ越しや繁忙期の引っ越しとなると話は変わります。
繁忙期はたくさんの引っ越しに対応しますから、いくら引っ越しのプロである業者でも人間ですからミスもあります。
また、臨時のアルバイトが増える為、普段やり慣れてない作業員が入る事でアクシデントも増える可能性があります。
また、引っ越しシーズンは世間も自分自身も忙しい時期という事もあり、自分達のミスもあるかもしれません。
そんな状況が重なり、どうしても大事な荷物が紛失してしまう可能性もでてきてしまいます。
できれば繁忙期のお引っ越しは避けたいですね。
他にも交通や天候によるアクシデントもありますよね。
長距離の引っ越しとなるとチャーター便を利用する以外は荷物トラブルがつきものと思っていた方がいいようです。
長距離になると金額もかかりますから、なるべく安い運搬手段を考えると別の利用者荷物と一緒に運搬する混載便や鉄道のコンテナ便を利用することになります。
そうなると、
旧居⇒トラック⇒コンテナ⇒トラック⇒新居
といった具合に、他の人たちの荷物とまとめて運搬され、新居に届くまでには何回かの積み下ろしが必要になるので紛れてしまう可能性もあります。
できることならチャーター便で運搬したいですね。
近場でも途中で積み下ろしがある場合には気をつけなければいけません。
直行便であることを確認してくださいね。
引っ越し業者とのトラブル回避!!
引っ越し費用は意外とかかり、業者選びにはついつい金額重視になりがちです。
しかし安いで選んだその後には、トラブルへと発展してしまうケースも見られます。
国民生活センターは消費者から寄せられる消費生活に関する相談受付先です。
引っ越しサービスは紛失を含め、さまざまなトラブル相談が毎年2500件前後あるようです。
年度 2016 2017 2018 2019 相談件数 2,358 2,241 2,346 911(前年同期 1,031) 相談件数は2019年9月30日現在(消費生活センター等からの経由相談は含まれていません)
引用:国民生活センター
失敗やアクシデントもある程度は想定していないといけませんね。
その中でも紛失を防ぐためには信頼できる業者を選ぶことが大切です。
信頼ってどうやってわかるの?
インターネットの口コミをはじめ、ホームページ上の「お客様の声」、友人知人の評判、知名度の高さをもとに判断してみるといいですよ。
噂や評判だけじゃなくて実際に感じる事もできますよ。
電話相談した時も、見積り訪問時の対応でも会社の姿勢がわかります。
私達の要望にどれくらい応えてくれるか?でも各社違いはありましたよ。
困っている事や不安な事にアドバイスをもらえると、知識や経験が豊富かどうかがわかりますしね。
業者選びと紛失トラブルは関係してきそうですね。
実際きちんとした業者では紛失トラブルの対応も心得ています。
大切なものはあなたと一緒に
小さな頃から現在まで、大切にとっておいた物はありませんか?
大切な人からの贈り物はありませんか?
他人からしてみれば大したことない物も「自分にとったら宝物」ってありますよね。
そのような大事な物は必ず自分で運びます。
プライスレス!!
とうとう紛失の事実が発覚!!
事前の紛失対策と準備はバッチリでした。
でも、引っ越し後にあきらかにダンボールがひとつ足りません。
「やっぱり荷物がない!!」と気づいたらどうしますか?
まずは落ち着いて、
- 家族や手伝いの人が片づけてはいないか?
- 旧居に残されていないか?
- 業者のトラックや梱包備品の中に紛れていないか?
以上を確認してみてください。
だいたいの場合、これで見つかるはずです。
しかし、それでも見つからない場合はすぐに引っ越し業者に連絡しましょう!!
業者のルール「標準引越運送約款」には、荷物を搬入してから3か月以内に通知しなければ責任は消滅するとあります。
ですから、紛失がわかり次第連絡をして確認してください。
しかしながら3か月以内とは言っても結局時間がたちすぎています。
本当に引っ越し中の紛失ですか?
という話になるようです。
実際には引っ越し後数日以内での報告でなければ対応が厳しくなると思っててよさそうです。
山積みのダンボールといえども早めに片付けることをおススメします。
番外編 子供騙しのおまじない?
探せど探せど見つからない…
そんな時には気分転換に「おまじない」に頼ってみませんか?
おまじないで見つかるわけないでしょ!!
ですよね。
おまじないで見つかったら、物なくしても困らなくなりますよね。
僕は信じるよ。
知りたい、知りたい!!
少しだけ、お付き合いください。
はさみさんのおまじない
テレビで紹介されて有名になったこの「はさみさんのおまじない」ですが、もともとは花柳界で受け継がれてきたおまじないなんだそうです。
- はさみを用意する
- 頭の横で持つ
- ちょきちょきと動かしながら、「はさみさん、はさみさん。私のなくした○○はどこにありますか?」と尋ねる
- その後、思い当たるところを探す
たったこれだけ!!
不思議と見つかるようですよ。
見つかったら、はさみさんに感謝するのを忘れないように!!
- 誰もいないところでやる事
- 刃物なので気をつけてやる事
にんにくと唱える
「にんにく、にんにく」と唱えながら探す。
魔女がいたずらをして隠しているので、魔女の嫌いなにんにくを唱えて遠ざけるという言い伝えです。
逆さ言葉
探している物を逆さ言葉にしながらつぶやくと見つかる。
おまじないは信じる人の力によって効果が高まるようですよ。
「強く信じる思い」が解決へと導いてくれるかもしれませんね。
恥ずかしがらずに、あきらめずに、試してみるのひとつの手段!!
「ァカニミ」で、ミニカー見つかったよ~!!
まとめ
引っ越しで物をなくさないようにするためには、
- 引っ越し荷物を把握しておく
- 紛失時の補償内容を確認する
- 心配なら個人で保険に入る
- 運搬方法・運搬ルートを確認する
- 大事な物は必ず自分で運び出す
- できるだけ早く荷物を片付け、紛失がないかを確認する
お金で解決できる物であればあきらめもつきますが、思い出のある物やたった一つしかない物がなくなってしまったら悲しすぎますよね。
「これだけはなくしたくない!!」ものは、必ず自分と一緒に引っ越しすることをおススメしますよ。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
山のようなダンボールを開けて、ひたすら片づけるのよね。