引っ越しのときに荷物を盗難されたら・・・。
考えるだけでも怖いですよね。
大手だから大丈夫、と思っていませんか?
実は大手でも、荷物の盗難や紛失などは起こっているのです。
そんなことを聞いてしまうと、引っ越し業者に引っ越しを頼むのが怖くなってしまいますよね。
でも、ポイントを抑えることで、トラブルを防ぐことができます。
引っ越しの盗難の例と、予防策をご紹介します!
目次
荷物が盗難された!?
引っ越しの荷物が盗難にあうなんて怖いわね。
大手の引っ越し業者にお願いしたんじゃなかったっけ?
うん、そうらしいんだけど、大手だからって安心できるとも限らないようなんだ。
引っ越し業者の社員教育はしっかりされていて、当然ですが盗難のような犯罪は絶対すべきではないことは指導を受けています。
とはいえ、一人の人間が出来心で盗みをしてしまう事例が、過去にはあるのです。
また、引っ越し業者に運べない荷物があることをご存じでしょうか。
- 貴金属や宝石
- ピアノなどの楽器
- 現金
- 有価証券
- 印鑑
- 動植物
- 骨とう品や美術品
高価なものは引っ越し業者は運べない契約になっています。
契約を軽く考えてこのようなことを知らないまま、業者に任せてしまい、トラブルに発展するケースが多発しているのです。
時計は貴金属になるから、どうやって運んだかが気になるわね。
引っ越し作業の邪魔になるから、かばんに入れておいたようなんだよね。
時計は大きいものではないから、かばんからサッと抜かれてポケットにしまわれちゃうと、わからないよね。
家の中では他に女性用の下着や、指輪など、小さくて高価なものがなくなりやすいようです。
その他にも、車から荷物を出すときに通りがかった人が人眼を盗んで、盗ってしまう、ということもあり得ます。
そうしたらダンボールが1つ足りないことに気が付きました。
引っ越し先では忙しくて、荷物を開けるのが遅くなってしまい、気が付くのが遅かったんです。
業者に確認をしたのですが、当時のことをはっきり覚えているわけはなく「降ろしているはず」の一点張りで。
一緒に混載されていた他の人への確認もしてもらったのですが、いい返事がないんです。
間違って荷物を降ろして、誰かのところに行っても隠し持っていることもあり得ますよね。
もう少ししっかりチェックすればよかったです。
荷物の紛失は盗難だとは限らないけど、なんとかして自衛策を考えないとね。
引っ越し業者の盗難の実例
あってはいけないトラブルですが、実際に起きた盗難事件を見てみましょう。
引っ越しを依頼した女性の高級バッグを4点、総額500万円相当を盗んだとの事です。
それらは西宮市内のリサイクルショップに売られていて、足がついたことで犯人が捕まったとのことでした。
アート引越センターと言えば大手の引っ越し業者で、社員教育もしっかりされていたはずです。
社員教育をしているのにこのような事件が起こってしまうわけは、個人の出来心が強く作用しています。
しかし、気持ちよく作業してもらうために、引っ越し当日、会ったとたんに「盗むなよ!」と疑念を強く抱くのもいただけません。
自衛策を講じるのが一番の得策ですね。
盗難を防ぐには!予防策3選
やっぱり、自分でできることはやらないとな!
でも、どうするのがいいかな?
荷造りは全部終わらせること
引っ越し業者が来ても荷造りが終わらない、なんていうことがありますよね。
これも紛失の原因になります。
というのも、どのダンボールに何が入っているのかが、他人にわかってしまうからです。
特になくなりやすいのは、先にも出ましたが、小さな貴金属類や女性用の下着などです。
これらの物は透明な衣装ケースに入れるのもやめるようにしましょうね。
衣装ケースがそのまま運べるのは楽だけど、こんな心配があるのね!
半透明の衣装ケースで運びたければ、中をバスタオルで包んだりして中身が見えないようにするといいね。
段ボールに通し番号をつける
ダンボールには運び込こむ部屋の行き先や中身などを書いた方が、荷解きが楽になるためやっている、という人もいるかと思いますが、それ以外に「通し番号」を付けることで紛失を防ぐこともできます。
運び込む際も通し番号がすべてそろっているかを確認して、トラックに積むようにし、新居に入れるときもすべての番号がそろっていることを確認します。
この通し番号がそろってから引っ越し完了のサインをすることが大事です。
通し番号が付けられないようなものは、自分だけが見るチェックリストを作って、荷物の運び出しと、運び入れの時にチェックすると確実ですね。
バタバタしてると勢いで完了のサインしてしまいそう!
落ち着いて荷物が全部あるかを確認してからね!
荷物から目を離さないこと
トラックに積み込んだり、運び出すときなどはトラックから目を離さないようにします。
全員が家の中に入ってしまった状態で、トラックの荷台が開け放してあったら、道を通りがかった人が持って行ってしまうかもしれません。
運び込みはプロにお願いして、荷物番を買って出てもいいですね。
旧居を出るときは、業者と一緒に荷物の積み残しがないかを確認します。
どちらかだけの確認だと、目が行き届かない場合がありますし、トラブルを防ぐことができます。
他にも、長距離の引っ越しでありがちな、途中で違う車に積み替えることはやめてもらう、などの契約を前もってした人もいます。
運び出した車のナンバーを控えるなどの自衛策をとる人もいますよ。
それでも、もし荷物がなくなってしまったら
運輸省の標準引越運送約款の中で補償の規定があります。
補償の期限は3か月以内なので、期限が来る前に荷ほどきは必ず済ませて、紛失や盗難が疑われる場合には早めに連絡するようにしましょう。
担当者に連絡すればいいのかしら?
担当者と、本社のお客様相談窓口のようなところに連絡する方が、掛け合ってくれる可能性が高くなるよ。
それでも取り合ってくれないときは、警察に届け出ることになります。
納得がいかなようなら消費者センターに相談するようにしましょう。
しかし、残念ながら、クレームを出してもなくなったものが出てくる可能性は低いですし、補償額もあまり期待できません。
なくさないように予防することと、契約の時に契約内容をしっかり確認するのが一番大事ですね。
あ、カズからメールだ!
時計が見つかったらしいぞ!
なになに、落とさないようにバッグの内ポケットの奥の方に入れておいて、わからなかっただって!
まったく、人騒がせなやつだ。
でも、見つかってよかったわ。
引っ越し屋さんの疑いも晴れたしね。
まとめ
残念ながら、引っ越し業者の盗難事件は発生しているのが事実です。
しかし自分の身に降りかからないようにするためには、自分自身で荷物がなくならない努力をすることも大事です。
- 荷物の中身は人目につかないようにする
- 貴重品や現金は肌身離さず作業する
- 引っ越し当日までに確実に荷造りは終わらせる
- ダンボールには通し番号をつけたり、個数を把握する
- 荷物から目を離さない
- 契約書はしっかり目を通す
自分の大事な荷物を、他人に預けるわけですから業者だけにすべてを任せるのではなく、自分自身でできることをやることが大事です。
カズのようにうっかりしまい込んで、どこに入っているのかわからないっていうのも困りものだけどな。
こんなことがないように、自分だけのチェックリストもちゃんと作っておかないとね。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
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その差は5万円です!
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逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
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上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
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どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
こないだ引っ越した後輩のカズが、引っ越しの途中で荷物がなくなったようなんだよ。
高価な時計だったようで、盗まれたかも、って落ち込んでいたよ。