大変だった引っ越し作業が一通り終わり、新しいお部屋で、いつものようにインターネットサーフィンでもしながら一息入れようかとパソコンを立ち上げて……
「あれ??インターネットが見れない!?!?」
こんなことにならないために、新居でのネット環境について、引っ越し前から事前に行動しておきたいものです。
しかし、ネット環境を整えるのは、たくさんの情報の中から自分に合ったものを選んで手続きして、と意外と面倒!(汗)
だからといって、適当に選んでしまって、払わなくてもいい利用料金まで払い続けていた、なんていずれ後悔するのも避けたいですよね。
そこで今回は、ネット回線の種類はどんなものがあって、その中であなたにベストマッチするものはどれなのか?
それを引っ越し先ですぐに使うためにはどうしたらいいのか、をわかりやすくご紹介します!
これできっと、これまで煩わしいと思っていたネット環境のお悩みが解決され、新生活の快適さがぐんと向上されるますよ。
それでは、まずは「ネット回線の種類にはどういったものがあるのか」を見ていきます。
目次
まずはネット回線の種類は何があるの?
光回線
まずはなんといってもコチラ、光回線です。
特徴として、通信スピードが高速で安定的である、ということが挙げられます。
ですので、例えばこういった方にオススメですよ。
- ご自宅でお仕事や学校の課題など大きなファイルのやりとりをインターネット上でする場合
- オンラインゲームをして世界中の人たちとリアルタイムで遊び倒したい!という場合
このような、大容量通信には光回線の一択なんだ、と考えてみてくださいね。
それから、最近急増してきた無線による通信ではなく、有線(実際にケーブルを繋いで通信する)による回線であるということも挙げられます。
無線による通信に慣れている読者の方で、例えばこれまで実家住まいで自分のスマートフォンでしかインターネットをしたことがない、といった方もいますよね?
そういった方にとっては、ケーブルを機器に正しく繋ぎ、機器の初期設定、配線……などなど、初めて体験されることが多くあります。
ただし、後でまた詳しくご紹介しますが、これらの初期設定は、開通工事のときに業者さんがすべてしていってくれることがほとんどですので、過度に不安に感じる必要はありません。
- 通信スピードが高速で安定的
- 通信量の制限がない
- 部屋に実際のモノとしてのケーブルを引く必要がある
- 実際にネット環境が整うまでに一ヶ月ほどかかる
- 料金がやや高い
まとめると、光回線は以下の方にオススメです。
- 動画サイトをよく観るので通信量を気にしたくない!という方
- 仕事や学校の課題などで大きなファイルを扱う予定のある方
- オンラインゲームで遊びたい方
また、光回線の契約には、回線とは別にインターネットサービス自体を提供してもらうために、プロバイダ会社と契約する必要があります。
つまり2つの会社と契約をすることになるのですが、近年では「光コラボ」という、回線契約とプロバイダ契約が1つにまとまった便利なサービスがあります。
モバイルデータ通信
続いて、ポケットWi-Fiなどの呼び方でお馴染みのコチラです。
特徴はなんといっても持ち運び可能で、どこでも端末をインターネットに接続できるところです。
また、引っ越しをしたとしても、特に手続きの必要がなく、引っ越しをして即日ネットの環境が得られるのは魅力満点ですね。
ただし、モバイルデータ通信では大量の通信をしてしまった場合に通信制限がかけられて、通信スピードがガクンと落ちてしまうのがほとんどです。
ですので、大きなファイルを扱ったり、たくさん動画サイトを利用するという方には不向きだと言えます。
- 引っ越しして即日インターネットが利用できる
- 持ち運び可能なので外出先でも利用できる
- 通信制限がかかって通信スピードが落ちる心配がある
- 都市部など快適に通信できるエリアとそうでないエリアがある
ケーブルテレビ回線
最後にコチラですが、私自身、学生のときに利用していたのがケーブルテレビ回線でした。
光回線のほうが通信スピードが高速など、メリットはあります。
しかし、私のケースでは以下の理由からケーブルテレビ回線を選んでいました。
- 引っ越し先の物件で大きな工事が必要なかったこと
- 光回線ほどの通信スピードがなくても充分な通信スピードが出ていたこと
- 料金が光回線に比べて安かったこと
また、大掛かりな工事が必要ないのも特徴です。
そのため、光回線のように光ケーブルを部屋に引き込んでくる必要がないので、工事費用は非常に安いです。
ただし、J:COMで「光1Gコース」という光回線を使っている契約プランがあったりしますので注意してください。
また、部屋に置かなければならない機器についても、光回線の場合はONUという機器が必ず置かれるので、「ONU+ルーター」などとなってしまいますが、ケーブルテレビ回線ならルーターのみで大丈夫です。
「機器やケーブルがごちゃごちゃしたくない!」
という方にはメリットになりますよ。
- 工事費用が安い
- 固定電話やケーブルテレビの契約と合わせるとお得
- 光回線に比べれば毎月使用料が安く、設置機器が少なく済む
- 通信量に制限がない
- 光回線に比べれば通信スピードが遅い
- テレビと同時使用すると通信が不安定になることもある
ここまで回線の種類を3つに分けてご紹介してきました。
ですがさらに大きく分けるなら、「据え置きタイプ(光回線・ケーブルテレビ回線が該当)orモバイルタイプ(モバイルデータ通信が該当)」にもできますよ。
光回線かケーブルテレビ回線かの判断は、
- どのくらいの通信スピードが欲しいのか?
- 引っ越し先の物件の場合、工事が簡単に済むのはどちらか?
- 毎月の利用料金はどのくらいで考えているのか?
- ケーブルテレビは観るか?
といった観点で選ぶとよいです。
それでは回線の種類について整理できたところで、
「現在のあなたのネット環境の契約状況、引っ越し先でのネット環境をどうしたいか?」
の目線から話を進めていきますね。
あなたの現在のネット契約状況は?引っ越し先ではどう使う?
モバイルデータ通信を契約していて、引っ越し先でも継続したい場合
このケースは一番簡単ですね。
そのまま何も手続きせずに引っ越しできます。
ただし、都市部から地方へ引っ越しされる場合は、引っ越し先もしっかり電波が届くエリアなのか、の確認だけは各サービスの公式サイトでしておくとよいです。
もし引っ越し先がサービスエリア外だった場合、冒頭シーンのようになってしまいます。
現在、据え置きタイプの回線契約をしていて引っ越し先でも継続したい場合
このケースでは、インターネット回線の移転の申込みを、回線会社・プロバイダ会社それぞれに電話で申込みしましょう。
インターネット上で受け付けてくれる場合もあるかもしれませんが、基本的には電話での申込みです。
申込みの際には「契約者ID」が必要になるので、電話をかける前に準備しておきましょう。
それから、新規申込みでも同様ですが、実際にインターネット環境が整って使えるようになるまで一ヶ月ほどかかりますので、引っ越しの直前ではなく余裕をもって申込みしてください。
10月から新居での生活がはじまる予定だったので、余裕をもって8月に移転手続きの電話連絡をしました。
工事までは新生活がはじまってから数日待つことになってしまいましたが、その間はスマートフォンでインターネットを楽しむつもりです!
引っ越し後から新たに据え置きタイプの回線を契約したい場合
家電量販店でパソコンを購入すると、この固定回線の新規契約を勧められることが多いです。
ですが、すでに引っ越し先で回線を引いてネット環境を整えたいと考えているなら、引っ越しの一ヶ月ほど前から回線会社・プロバイダ会社に新規契約の申込みをしておくとよいです。
事前に余裕をもって申込みをしておくことで、引っ越し先ですぐにインターネット環境が手に入ります。
「回線会社・プロバイダ会社がたくさんあって選ぶのが大変!」という方は、「光コラボ」がオススメです。
フレッツ光であれば、回線会社であるNTTがプロバイダ契約もしてくれるので、プロバイダ契約についての心配がなくなります。
また、光コラボにすると利用料金の総額が安くなる場合がほとんどです。
新規契約で調べていたら、今は光コラボという便利なものがあるようで、これで契約してみることにしました!
思っていたより利用料金も抑えられそうなのでよかったです!
まとめ
こんな方には光回線がオススメ!
- 動画サイトをよく観るので通信量を気にしたくない!という方
- 仕事や学校の課題などで大きなファイルを扱う予定のある方
- オンラインゲームで遊びたい方
こんな方にはモバイルデータ通信がオススメ!
- 引っ越しして即日インターネットが利用したい方
- 持ち運び可能な回線で外出先でも利用したい方
こんな方にはケーブルテレビ回線がオススメ!
- 工事費用を安く抑えたい方
- 固定電話やケーブルテレビの契約をしたい方
- 光回線の毎月使用料や設置機器の多さが気になる方
また、現在の契約状況と引っ越し先で求めるネット環境から、以下のように考えられます。
- モバイルデータ通信を契約していて、引っ越し先でも使いたい方はそのまま引っ越しOK
- 引っ越し先で据え置きタイプ(光回線・ケーブルテレビ回線)を使いたい方は、引っ越し一か月前から新規・移転申込みの電話を!
さて、ここまで引っ越しとネット環境についていろいろと見てきました。
引っ越し先でのインターネット環境を整えるための、回線の種類についての知識、現在の契約状況と引っ越し先でどうしたいか?
による手続きの違いについて、理解の手助けになれましたでしょうか。
まずはあなたが、引っ越し先で高速で通信制限のかからないネット環境が欲しいのか?を考えてください。
もしそうであれば、物件によって光回線かケーブルテレビ回線の申込みを余裕をもって早目にしておいてください。
そこまで高速である必要もないし、通信制限にかかった経験もないようであれば、わざわざ開通作業が必要な据え置きタイプの回線を契約をすることはないと思います。
結局はせっかくの設備を持て余してしまって、無駄に高い利用料金を払い続けることになるからです。
インターネット周辺の話題は、今でもまだまだ煩雑な部分が拭い切れていません。
しかし、快適で無駄のないインターネット体験のために、この記事が活用されることを願っています。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
WiMAXを利用していましたが、公式サイトでサービスエリアの確認をしたら引っ越し先でも大丈夫そうだったので、これでネット環境について安心できました!