「私、引っ越しするの…」
と、突然報告されてドキッとした経験はありませんか?
親しくしていた友人や同僚、お世話になった上司の引っ越しを知ると、とてもさみしい気持ちになりますよね。
しかし、引っ越しは新たな門出です。
クヨクヨ悲しんではいられません。
お祝いの気持ちと感謝の気持ちを込めてギフトを贈ってみませんか?
今回は、引っ越しが決まった人へのギフトの常識をお伝えします。
目次
定番ギフトを押さえておこう!!
新たな門出を祝う気持ちや激励を込めてギフトを渡す事がありますね。
いわゆる「餞別(せんべつ)」です。
餞別は古くらからある日本の風習で、お世話になった人、親しい人が旅立つ時に感謝の気持ちを込めて贈る金品の事です。
現金はありか?なしか?
餞別の定番は現金と言われています。
現金であれば、必要な物や好みの物を購入できたり、引っ越し費用に充てるなど幅広く対応できます。
しかし、選ぶ人によって、または贈る相手によっても現金は贈りづらい場合もあります。
現金にこだわらず、相手のよく行くデパート商品券や好みのカタログギフトでも良さそうですね。
特にカタログギフトは自分自身で好きな物を選べる、不要な物をもらうことがないという理由で人気があるようです。
カタログはグルメから家電、旅行やお酒などジャンルも幅広いため、相手を選ばず贈ることができます。
ギフトの定番品たち!!
最近は思い出を残す考えから品物を贈ることも多くなりました。
年齢や性別、シーンを選ばずに贈られている定番アイテムなら安心です。
- 寄せ書き
定番中の定番と言えば「寄せ書き」です。
学校や会社など、複数人の場合は気持ちのこもった贈り物になりますよね。
寄せ書きでお困りの方はこちらを参考にしてください。
手作りフォトブックもおすすめですよ。
- 食べ物
趣味やスペースなどの影響を受けにくく、食べ慣れた物から個性的な物までと様々な選択肢が多い「食べ物」も定番です。
食べてしまうとなくなるので引っ越し荷物への影響も少なく、家族にも分けられるため気兼ねなく選ぶことができます。
普段食べないような少し高級な物、ご当地グルメ、お取り寄せ人気のある物など、選ぶに困らないアイテムですね。
生ものや手作りの物、賞味期限の短い物は、傷んでしまったり保存方法にも気を遣うので避けた方が良いです。
また、アレルギー有無の確認も忘れないようにしてください。
- 花束
お別れのシーンでよく手渡されているのが「花束」です。
色やアレンジによって様々な演出ができるので、相手のイメージや好みで選べば素敵な贈り物になりますね。
花には花言葉があるのは知ってるでしょ?
「ありがとう」には、ダリアやかすみ草、
「門出」にはスイートピーやガーベラがいいわよ。
形に残したい場合はブリザーブドフラワーがおすすめです。
ブリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工をして、約5年以上生花のような美しさを保てる長期保存が可能な加工花の事です。
ずっと家に飾れるので、離れていてもブリザーブドフラワーを見るたびに、あなたとの楽しかったことを思い出してもらえますよ。
花の種類によって不向きなものがあります。
シクラメンは「死」や「苦」を、赤い花は「火事」を連想させます。
サボテンなどの棘のあるものは縁を傷つけると考えられています。
お花屋さんに相談した方がよさそうですね。
予算はどのくらい?
相場目安 | 友人・同僚へ | 上司・目上の人へ | 備考 |
個人 | 3000円~1万円 | 5000円~1万円 | 関係性によっては金額アップ |
複数人 | 300円~3000円 | 500円~3000円 | 全体で1万円~3万円 |
相手との関係性によって金額が変わるので一概には言えません。
地域や個人の感覚によるところもありますのでみなさんとの相談も必要です。
会社や職場で贈る場合は、全体の予算から個人の金額をだす場合もあり、金額の負担も少なくなります。
また、パートやアルバイトなどの立場での金額の違いがあるようです。
会社の上司や目上の人には要注意!!
上司のYさん、転勤決まりましたね。
新人の頃からお世話になっていたから一緒に餞別を渡しませんか?
おいおい、目上の人には「餞別」の言葉は失礼だぞ!
「おはなむけ」や「お礼」がふさわしいんだよ。
Yさんは栄転だから「御祝」でもいいかもな。
僕もずいぶんお世話になったから、一緒によろしくな。
餞別の「餞」ははなむけと読みます。
はなむけは「馬の鼻向け」が語源です。
古い時代、旅に出る人が乗る馬の鼻を行先へ向けて安全を祈る習慣から生まれた言葉だそうです。
友人や同僚には「餞別」を使い、目上の人や上司には「はなむけ」または「お祝い」とするのがマナーなんですよ。
のしをつける場合は表書きにも注意が必要です。
のしの水引は紅白の蝶結びを選びます。
表書きは、友人や同僚などには「御餞別」、
上司や目上の人へは「おはなむけ」「御礼」「御祝」とします。
会社においては、上司など目上の人に対して個人で餞別を贈るのは失礼にあたります。
部署や職場単位の複数人で贈るのが一般的です。
上司だからといって高級な物を選ぶ必要はありません。
高価な物は相手に気を遣わせてしまいますので相場の範囲内であることが望ましいですね。
何より気持ちが込められている事が1番ですので、上司の好みや愛用品等、選んだ理由が伝わると喜んでもらえるはずです。
ママ友や子供の友達へはどうしよう?
仲の良いママ友や子供の友達なら、直接リクエストを聞いたり、相手の好みに合わせてギフトを選べそうです。
しかし、関係性が浅かったり、お付き合いが短い場合はギフトを贈るかどうかで悩みますよね。
そんな時は、ママ友グループみんなで一緒に渡す事で金額の負担も少なく、気持ちもスッキリするはずです。
自分自身は相手のママ友をそんなに知らなくても、ママ友のうちの誰かが、好みや生活スタイルを知っていたりする事もありますから心強くなります。
贈ったらタブーだった!!
もらえるんだったら、僕はやっぱり現金が1番いいな。
もらって嬉しくない人はいないとは思いますが、上司や目上の人への贈り物として現金は控えた方が良いです。
金額がわかってしまうので「下に見られている」と見下したイメージを持たれ、失礼にあたる可能性があります。
また「生活の足しにしてください」という意味にも取られるようです。
確かに、そうかも。
僕って5千円か…って思って落ち込みそうだな。
- ハンカチ
毎日使う物で価格も手ごろなハンカチですが、涙をぬぐうアイテムは別れを連想させます。
手切れや縁を切る、もう会いたくないという意味にとられてしまうようです。
- ベルト
腹をしめるベルトは「気を抜くな」と捉えられますので避けた方が無難です。
- 履物類
靴や靴下、スリッパなどの履物は「踏みつける」という意味があるため向きません。
- 文房具
万年筆やボールペンなどの文房具には「もっと勉強してください」の意味が込められているようです。
目上の人や上司には失礼なアイテムと言えそうですね。
また、日本人は古くからの習慣を重んじる事から縁起を気にする人もいます。
引っ越しでの贈り物に「火」に関係する物は不向きです。
キャンドルやお香、ライターやストーブなど、火を使う物は家の火事を連想させるので贈るのは控えた方が良いです。
また、火事を連想させる炎の色「赤」を気にする人もいるようですので、赤い花、赤い品物も避けた方が良さそうです。
結局何が喜ばれるの?
タブーに挙げられているとはいえ、中にはギフトとしては優秀なアイテムもあります。
必ずしも悪い物ではありませんし、相手のリクエストがあれば応えるのがマナーです。
相手の年齢・性別・好みでも変わりますし、関係性やお付き合いの長さでも違いますよね。
- 相手がもらって困らない物
- 自分では買わないような少し上質な物
- 引っ越しに負担にならない物
引っ越す人は心配や不安な気持ちもあるでしょう。
そんな気持ちを少しでも和らげてあげられるような心配りが1番の贈り物になるはずです。
まとめ
引っ越しで離れてしまう人へのギフトには、
- 予算を考慮しながら相手の負担にならない物を選ぶ
- 上司や目上の人にはマナーを心得る
- 好みやリクエストがあれば応える
高級品や相場にこだわった品でなくてもギフトは相手への気持ちが1番大切です。
品物だけではなく、メッセージを添えて感謝の気持ちを伝えることでより印象深いギフトになりますよ。
たとえギフト選びに失敗したとしても、相手を想うメッセージで気持ちが伝われば喜ばれるギフトになるはずだよ。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
私は現金はちょっとためらってしまうわ。
家族や親戚なら気兼ねないからいいけど…。
味気ない気もするしね。
だから商品券やカタログギフトを贈った事があるの。
引っ越しで荷物が大変な時にも負担にならないし、自分で欲しい物が選べるから最適だと思うわ。