引っ越しの前後はかなりバタバタしてしまうもの。
変更しなければならない書類がたくさんあるし、荷づくり・荷ほどきも忙しく、頭が真っ白になってしまいそうです。
そしてついつい後回しにしてしまいがちなのが、運転免許証の住所変更です。
そうだね。
でもどうやら免許証の更新を侮ってはいけないみたいだよ。
運転免許証は大切な身分証明書なので、なるべく早く新しい住所へ変更することをお勧めします。
なぜなら、あなたの免許証が身分証明書として使えなくなってしまう可能性があるからです。
でも、
「運転免許証の住所変更ってどこでできるんだろう?」
と、初めての場合は分からないですよね。
そう言われてみれば、どこでできるのか知らないわね。
更新はいつも免許センターでしていたから、住所変更も同じかしら?
それじゃ今日は、一緒にそのあたりのことを調べてみようか!
というわけで、今回は「運転免許証の住所変更の方法」をご紹介します。
目次
運転免許証の住所変更はどこでできるの?
下記の3か所で運転免許証の住所変更が可能です。
- 最寄りの警察署
平日:午前8時30分~午後5時15分まで
ただし、土曜日、日曜日、祝休日、年末年始(12月29日~1月3日)は休み
- 運転免許更新センター
平日:午前8時30分~午後5時15分まで
ただし、土曜日、日曜日、祝休日、年末年始(12月29日~1月3日)は休み
- 運転免許試験場
平日:午前8時30分~午後5時15分まで
日曜日:午前8時30分~正午まで、午後1時~午後5時15分まで
ただし、土曜日、祝休日、年末年始(12月29日~1月3日)は休み
ひこ助くんは仕事があるから、平日は行けないわね。
運転免許試験場も近くにないし困ったわ。
確かに平日に働いてる人には厳しいよね。
でも、代理人でも運転免許証の住所変更ができる方法があるんだよ。
じゃあ、私でもひこ助くんの運転免許証の住所変更ができるのね。
そうだよ。
- どうすれば運転免許証の住所変更が出来るか
- 住所変更に必要な物は何か
- その他の注意点
についてこれから紹介していくね。
運転免許証の住所変更に必要な物は?
本人が住所変更するとき
もちろん自分の運転免許証は絶対必要ですよね。
また、本人確認のため、下記のいずれか一つを用意すれば大丈夫です。
- 新住所の住民票(マイナンバーが記載されていないもの)
- 新住所の健康保険証
- 新住所の消印付き郵便物
- 新住所の確認ができる公共料金の領収書
- 新住所のマイナンバーカード(通知カードはダメ)
- 新住所のパスポート
住民票を持っていく場合は、コピーではなくて、原本が必要です。
事前に市役所などから取得しておくと良いですよ。
「住民票のコピー」や「住民票の原本」という言い方がよくされます。
これらの表現がややこしい原因は、正しい表現と間違った表現が一緒くたになってしまっているからです。
市役所などの窓口で受け取れるのは「住民票の写し」。
「住民票の原本」とは本来、市役所などに厳重に保管されているもののことですが、私たちは「写し」のことを「原本」と呼んでしまっているのですね。
市役所などでもらった「写し」をコピー機でコピーしたものが「住民票のコピー」です。
公的な書類としてコピーは使えないため、引っ越し関連の手続きでは写しを何枚かもらっておく必要があります。
以前、引っ越し関係の手続きで住民票を提出することになり、市役所へ取りに行きました。
窓口で、
「住民票の原本をください」
と伝えたら、
「写しのことですか?」
と聞き返され、混乱してしまいました。
しかしその窓口の担当者の方はこういったことに慣れているのか、丁寧に教えてくれましたよ。
でも常識的なことを知らなかったのだと、恥ずかしい思いをしました・・・。
代理人が住所変更に行くとき
本人の代わりに、身内の人が住所変更をする時は、
- 住所変更する人の運転免許証
- 住所変更する人と代理人が併記された住民票(マイナンバーが記載されていないもの)
代理人が行くときも、住民票のコピーはダメですよ。
また確認のため、下記のいずれか一つを用意する必要があります。
- 代理人の運転免許証
- 代理人の健康保険証
- 代理人のマイナンバーカード(通知カードはダメ)
- 代理人のパスポート
引っ越しのタイミングで、本籍や名前を変更したいとき
入籍をきっかけに、引っ越しが決まることもあるわよね。
他にも、「引っ越しをしたから、本籍を変えたいな」と思う方もいますよね。
その時に必要な書類は、
- 本人の運転免許証
- 本籍が記載された住民票(マイナンバーが記載されていないもの)
ただし、住民票のコピーでは対応してもらえませんよ。
「賃貸契約書を持っていけば、住所変更できるんじゃない?」
とよく耳にしますが、あくまでも契約書ですので、正しい住所の証明書としては使えません。
いつまでに運転免許証の住所変更をすればいいの?
運転免許証の住所変更の期限は決まってない?
具体的な期限はありませんが、道路交通法には「速やかに」と記載されています。
なので、なるべく早く住所変更をするといいですね。
ただし、転入届の提出は、「転出した日から14日以内にしなければならない」と住基法という法令で決められています。
引っ越し前の市役所で転出証明書をもらい、引っ越し先の市役所で転入の手続きが必要です。
住基法を守らないと、どうなるのかな?
僕の友人の体験談だけど、期間限定で従業員として実家を出て地方で働いていたんだ。
でも彼は、半年で実家に戻るつもりだったから、住民票を異動してなかったんだって。
すぐに実家に戻る予定なら、住民票の異動はいらないと思ってしまうわね。
そうなんだ。
会社との契約は数カ月のはずだったけど、彼はすごく頑張ったんだ。
そしたら、功績が認められて正社員になれたんだよ。
すごいわね!
彼は、これをきっかけに「住民票を移そう」と思って市役所に向かったんだ。
でも、市役所の人に「引っ越ししてから、14日以内に変更してないから、簡易裁判所に報告する義務がある」って言われたらしいよ。
それでどうなったの?
後日、簡易裁判所から警告がきて、5000円も罰金を払わされたらしいんだ。
思いがけない出費だったから、落ち込んでしまったみたいだよ。
トラブルになる可能性もあるから住民票の転入届は早く提出しないといけないね。
運転免許証の住所変更に確実なのは、住民票だと思います。
転入届を出す際に住民票をもらっておけば、2度手間になりません。
また国民健康保険の住所変更の場合は、市役所で住民票を貰うついでに保険年金課で住所変更ができます。
社会保険の住所変更は、会社に変更届を出す必要があるため、時間がかかります。
消印付きの郵便物や公共料金の領収書もすぐには用意できないと思います。
それらを待ってる間に、つい運転免許証の変更を忘れがちになってしまいますよ。
なので、住民票が一番早くて確実ですね。
速やかに住所変更しなかった場合に困ったことになる?
運転免許証を持っていると、いずれは免許更新がやってきます。
免許更新のお知らせハガキは、住所変更をしておかないと以前の住所に届いてしまいます。
毎日運転免許証を見て、
「次は免許の更新日はいつだっけ?」
と気にしている方は少ないと思います。
うっかり運転免許証の更新を忘れてしまうと、大事な身分証明書を失ってしまいます。
また、免許停止扱いとなってもう一度教習所に通う必要も出てきてしまうのです。
その際の費用として20万から30万円の大きな出費となってしまうのです。
しかし市役所で住民票を取るのであればたったの200~300円で済みます。
運転免許証の住所変更はとても大切ね。
大事な身分証明書になるから、十分注意するべきだよね。
運転免許証の裏の備考欄がいっぱいになったときは?
特に問題はありません。
上から新しい備考欄のシールを張ってくれるので、大丈夫ですよ。
契約の種類によっては、以前の住所の身分証明書が必要な場合もあります。
念の為、新しい備考欄シールに、前の住所も記載してもらった方が良いでしょう。
住所変更提出時に、受付の方に申し出れば快くやってもらえますよ。
何度も言いますが、運転免許証は大事な身分証明書です。
「面倒だな」と思わず、にしっかりと準備しておくことをオススメします。
運転免許証の 備考欄に新しい住所が記載されたら、その場で必ず確認してください。
私は、新しい住所をまだ覚えてなくて、適当に確認してしまいました。
でも、登録した番地が間違っていたようで、後から市役所と揉めたことがあります。
私のような嫌な経験をしないためにも、必ずその場で「新しい住所がちゃんと記載されているのか」確認してくださいね。
運転免許証の住所変更の費用は?
住所変更の時は、お金がかかるのかな?
安心してください。
無料で運転免許の住所変更ができますよ。
免許証の更新はいろいろと手数料を取られるけど、住所変更だけなら無料でできるみたいだね!
この他の自動車に関する引っ越しの手続き方法についての記事もありますので、ぜひ参考にされてみてください。
まとめ
運転免許証の住所変更ができる場所は
- 警察署
- 転免許更新センター
- 運転免許試験場
運転免許証の住所変更に必要な物は
- 運転免許証
- 本人の現住所が確認できる書類
運転免許証の住所変更の期限は
- 特に決まっていないが、速やかにすること
- 免許更新日を過ぎると発行に多額の費用が必要になる
運転免許証の裏の備考欄に、新しい住所を書くスペースがない時は
- 新しく備考欄のシールを貼ってもらえる
- 正しい住所が記載してあるか必ず確認すること
運転免許証の住所変更いかかる費用は無料
今回は「運転免許証の住所変更の方法」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
運転免許証は重要な身分証明証となります。
例えば、携帯ショップで新規契約をしようとしたら、運転免許証などの提示を求められます。
その他にも、もし違反して警察に捕まった時に住所変更していなかった場合は、道路交通違反で2万円以下の罰金や科料に罰せられる可能性もあるのです。
運転免許証の住所変更をしなかっただけで意外とたくさんのリスクがあるのですね。
今回の記事を参考にしながら、なるべく早く運転免許証の住所変更をされてはいかがでしょうか?
また、この他の引っ越しにともなう面倒な手続きについてはコチラの記事がおすすめです。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
免許証の住所変更をしていなくても新しい生活ができてしまうからこそ、忘れがちなのよね。