住所と関連付いている大事なものの1つとして、印鑑証明(印鑑登録証明書)があります。
引っ越して住所が変わると、印鑑証明はどうなるのでしょうか?
そこまで、考えたことなかったわ。
印鑑証明が必要になることもなかったし、結婚のときも何もしなかったわよ。
引っ越したり苗字が変わると、何か手続きをしないといけないのかしら?
印鑑証明は、頻繁に使うものではないけど大事なものなので、手続きの方法を知っておいた方がいいですよ。
ということで、今回は印鑑証明の手続きを解説していきます。
目次
そもそも印鑑証明とは?
アパートやマンションの賃貸、自動車や家を購入、未成年者の賃貸住宅の入居など、大きな買い物や契約をする時に「印鑑証明」が必要となります。
それを発行してもらうには、住民票のある自治体の役所に「印鑑登録」をしておかなければなりません。
印鑑証明には、氏名、住所、生年月日などが書いてあるので、契約書などに押したハンコの所有者があなただと証明することができるんですよ!
ところで・・・印鑑証明のハンコって高級品ですよね?
ハンコといっても色々なものがあるので、どんなハンコを準備すればいいのか迷ってしまいませんか?
印鑑登録にはどんなハンコが使えるの?
シャチハタなどゴム製のハンコは、印影が変形してしまう可能性があるので、印鑑登録ができません。
「そんなこと、言われなくたって知ってるわ!」と怒られてしまうかもしれませんが、念のため(笑)。
ほかにも、下記のような印鑑も登録できませんよ。
登録できない印鑑について
- ゴム印等、変形しやすいもの。
- 1辺の長さが25ミリメートルの正方形に収まらないもの、または8ミリメートルの正方形に収まるもの。
- 印鑑の輪郭が30%以上欠けているもの。
- 文字の凹凸が逆になっているもの。
印鑑登録と聞くと、立派なハンコでなければ登録できないようなイメージがしませんか?
でも、上に書いた「登録できないハンコ」に当てはまらなければ、リーズナブルな俗に三文判と呼ばれるものでも登録が可能ですよ。
三文判の「三文」とは、昔のお金の通称で、「安もの」という意味で使われます。
印鑑は注文を受けてから手作業で作るものでしたが、現在では機械で大量生産されて低価格で売られるようになりました。
そのため、安物の印鑑を「三文判」と呼ぶようになったそうですよ。
それでも「縁起物だから」と材質や書体にこだわってハンコを作る人もいるそうです。
材質や書体って例えばどんなものがあるの?
ハンコ屋さんに行くと、伝統的な印鑑だけでなく綺麗なものやかわいいものもあるから、見てるだけで楽しいよ!
でもラクトやアクリルは素材がプラスチックなので、柔らかく変形しやすいから、あまり印鑑登録向きではないみたいだね。
一般的な印鑑の材質と書体一覧
画像引用:はんこ祭り:印鑑の選び方
ハンコの種類がわかってきましたね!
それでは次に、手続きの確認をしていきますよ。
旧住所での手続きはどうやるの?
いまと違う市区町村に引っ越す場合
旧住所の役所に印鑑登録をしている場合、いつ、何からしたらよいでしょう?
実は、印鑑登録関連の手続きは、特別やることないんです!
なぜなら、役所に『転出届』を出すと印鑑登録の廃止手続きが自動的にされるからです。
何もしなくてもいいなんて楽ちんだね。
でも、役所によっては、印鑑登録証(印鑑登録カード)の返却をしなければならない場合があります。
その時は転出届を提出する時に、印鑑登録証も一緒に持って行くと手間が省けますよ。
返却を求められない場合は自分で廃棄するのですが、悪用されないようにハサミなどでカットしておくと安心ですね。
印鑑登録したら発行してもらえるカードのこと。
「印鑑登録証」は印鑑証明書とは異なるので間違えないでくださいね。
印鑑登録証(印鑑登録カード) | 印鑑証明書 |
いまと同じ市区町村内に引っ越す場合
引っ越し先がいまと同じ市区町村内の場合もありますよね?
その場合は、「転居届」を提出したときに役所が印鑑証明の住所も自動的に変更してくれるので何もする必要はありません。
なので、印鑑証明書を発行してもらうと住所の欄には新しい住所が記載されていますよ。
しかし、区は手続きが必要となる場合もあるので、お住まいになる地域の区役所に確認するといいですね。
引っ越し先での手続き
では、引っ越し先ではどんな順序で進めていくのでしょう。
- 役所へ行き、『印鑑登録申請書』に記入し押印する。
- 印鑑登録証が発行される。
- それをもって印鑑証明証の発行手続きができる。
― 登録に必要なもの ―
・ 登録するハンコ
・ 身分証明証(免許証・パスポート・マイナンバーカードなど顔写真付きのもの)
手続きは5分程度で終わりますが、窓口の混雑具合によっては、1時間ほど待つこともあるようです。
引っ越しピーク時の2月~4月に印鑑証明が必要になることがわかっているなら、早めにしておいたほうがいいですよ。
代理人が手続きする場合
どうしても自分で手続きに行けない場合もありますよね。
そうなると代理人にお願いするしかありませんが、面倒なことに、代理人は役所に二度出向くことになります。
そのため、1日で手続きを終えることができません。
- 委任状を書き、代理人に渡す。
- 代理人が委任状を持って役所に行き、手続きをする。
- 後日、役所から本人宅に「照会書」が送られてくる。
- 照会書に必要事項を記入し、本人の身分証原本と一緒に代理人に渡す。
- 代理人が役所に照会書を持って行き、登録完了。
登録までに数日かかりそうですね。
急ぎで印鑑証明が必要なときは、特別な事情がない限り本人が手続きするほうが手っ取り早いですよ。
登録費用は?
印鑑登録の費用は、だいたい200円~500円程度かかります。
地域によっては、無料のところもあります。
引っ越し先の役所のホームページや窓口で確認してみてくださいね。
傾向として、地方に比べ首都圏などでは少し手数料が高いようですよ。
苗字が変わるとどうなる?
結婚や離婚がキッカケで、引っ越すという人もいますよね。
結婚や離婚などで苗字が変わったら、氏名変更により印鑑登録が自動的に廃止されます。
苗字の変更をした後に印鑑証明が必要なときは、新しい印鑑で登録をしてくださいね。
名の印鑑であれば苗字が変わってもそのまま使えるので、最初から名の印鑑を登録する人もいるそうですよ。
友達に教えてあげよう!
心配性の人は・・・
必要な時に登録して、用が済めば廃止してしまうという人もいるようですよ。
例えば悪用を心配する人、あるいは登録した印鑑を無くしてしまうかもしれないと心配な人など。
- 印鑑登録証(印鑑登録カード)
- 廃止する実印
- 本人確認書類(役所指定のもの)
上記のものを持って、印鑑登録をした役所で手続きをしてくださいね。
大事なものだし、いざ使おうとしたらハンコが何本もあってどれが登録したものかわからない、なんてこともあるだろうから廃止してしまうのもありだね。
まとめ
いかがでしたか?
印鑑証明の手続きはわかりましたか?
- 旧住所では特別必要な手続きはない
- いまと違う市区町村に引っ越す場合は手続きが必要
- いまと同じ市区町村内に引っ越す場合は手続きは不要
- 代理人に委任すると登録完了まで数日かかる
- 結婚や離婚などで苗字が変わったら自動的に印鑑登録が廃止される
ので必要なときにまた手続きをする - ハンコの種類によっては登録に向き不向きがある
印鑑証明を発行するときは、住民票も必要とすることがほとんどです。
住民票を役所に取りに行ったついでに、印鑑登録と印鑑証明の発行をすれば一度で終わりますよ。
あなたの状況に合わせて手続きをすすめてくださいね!
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