「軽トラックでの引っ越しと業者に頼むのとでは、どれぐらいの費用が違うの?」と思ったあなた。
引っ越しで軽トラを使用することで、費用を8000円以上抑えることができ、その浮いたお金で新天地での生活で必要になるものを買うことができます。
一方で、すべて自分で引っ越しの段取りをしないといけないという負の要素もあります。
今回は実際に軽トラを使って引っ越しをしたことがある僕が、軽トラを使った引っ越しにおけるメリットとデメリットについて紹介します。
記事を読むと軽トラでの引っ越しが自分に合うかわかりますよ。
目次
軽トラを借りた引っ越しの特徴は?
軽トラを借りて引っ越しをするメリットは
- 引っ越し費用を抑えることができる
- 冷蔵庫を横にせずに運ぶことで故障の原因を防ぐことができる
です。
一方でデメリットとして
- 全ての引っ越し作業の工程を考えて行動しないといけない
- 車外の環境に影響を受ける
という欠点があります。
このメリットとデメリットを以下で紹介していきます。
軽トラックを使うとこんなメリットがある!
引っ越し費用を抑えることができる
軽トラックを利用することで引っ越しにかかる費用を抑えることができます。
一番お得な方法としては家族や知人に軽トラックを借りることです。
これだと、レンタル料が浮くので大幅に引っ越し費用をカットすることができます。
でも、なかなか軽トラックを持っている人は身近にいないですよね。
家が農家をやっているとかならまだしも、都会ではあまり軽トラックは見かけないものです。
そこで、一般的な方法としてレンタカーを借りるのが主流です。
軽トラックを一日借りようとすると、大体5000円~1万円が相場です。
これにガソリン代、高速を使うなら高速代が加わった金額が引っ越し費用になります。
移動する距離(距離が長いとガソリン代と高速代がかさむ)や引っ越しにかかる時間(時間が長いとレンタカーを借りる時間が増えて追加料金がいる)によって金額が変わるものの、引っ越し業者や赤帽に頼むよりも安く引っ越しすることができます。
例えば、150km離れた土地に単身で引っ越しするとして、首都圏以外の地域で5月の平日に行うとすると、他の引っ越し手段に比べて軽トラックで引っ越しするほうが8000円以上安くなることになります。
引っ越しの種類 | 引越しの料金 |
軽トラックをレンタル | 約1万8000円(レンタル代金:8000円、高速代往復:8000円、ガソリン代:2000円) |
赤帽 | 2万6000円以上 |
ヤマトの単身パック | 2万8000円以上 |
もし、引っ越しを知人に手伝ってもらうのなら、ご飯を御馳走するのが一般的ですが、それを踏まえても軽トラックを使った引っ越しの方がお得といえます。
冷蔵庫を横にせずに運ぶことで故障の原因を防ぐことができる
軽トラックを借りる一番の理由は冷蔵庫を運ぶことができるからです。
むしろ、冷蔵庫を運ばなくていい状況なら一般の乗用車を借りるという選択肢もあります。
冷蔵庫は構造上縦長のものが多いです。
市販のものでみると、大きいもので高さが180㎝近くあります。
この冷蔵庫を運ぼうとするときに一般的な乗用車では天井につっかえて載せることができません。
確かに、横に倒せば乗るかもしれないね。
でも、冷蔵庫を横にすると故障の原因になるんだ。
えっ!!そうなの…
冷蔵庫はそもそも横にすることを前提に設計されていません。
なので、横にしてしまうと次に使うときに、冷却システムの不具合で食べ物が冷えないことがあります。
なかには、冷蔵庫を横にして運んだとしても、「使用するまでに縦において数時間待てば通常通り使用できる」という意見もありますが、「これは自己責任で行ってください」と責任放棄されていますのでオススメしません。
「冷蔵庫を横にして運んだものの、新天地で冷蔵庫が使えなくて、新たに購入することになった」みたいなことになったら身も蓋もありませんよね。
なので、冷蔵庫は縦に運ぶ必要があるわけですが、この時に軽トラックが重宝します。
軽トラックでは天井がついていない分、高さのあるものを運ぶときに容易に乗せることができます。
道路交通法では軽トラックに荷物を乗せる時に「地面から250cmまでの高さになるように積まなければならない」という高さ制限があります。
ですが、軽トラックの荷台の床の高さは地面から65cm程度なので、冷蔵庫自体の高さが185cm以下なら乗せることができ、市販の冷蔵庫ならほぼ乗せることができます。
冷蔵庫の他にも横にしたら幅とを取るものなどを立てて運ぶことができるので、大きい荷物が多い引っ越しには効率よく荷物が運べます。
意外と忘れがちなデメリットは?
全ての引っ越し作業の工程を考えて行動しないといけない
自力で引っ越しをするということは、引っ越しの段取りを自身で考えて行動するという負担があります。
軽トラを借りて引っ越しするときの過程として、ダンボールなどの資材の準備、重たい荷物を一緒に運んでもらう人を探す、レンタカーの手配、駐車スペースの確認、荷台への荷物の固定、新居までの運転、家具の設置、手伝ってくれた人への謝礼など、やることがたくさんあります。
引っ越し業者に頼むと、これらのほとんどを請け負ってくれますので、自分ですることは荷物をまとめるぐらいです。
断然体の負担が違います。
負担が大きいところとして、重い家具を運ぶことや車の運転があげられます。
車の運転は慣れている人だと苦でないことがありますが、重い家具を運ぶことに関しては一人では難しいところがあります。
荷台を借りて重たい家具を運ぶという手段もありますが、冷蔵庫や洗濯機は40kg以上するものもありトラックへの乗り降ろしを考えると、よっぽどな力自慢でない限り厳しいです。
さらに、引っ越し場所がエレベータのないマンションで1階以外の引っ越しでは、一人で運ぶのは絶望的です。
また、体が弱い方や若い女性の引っ越しでは自分を1人として数えることができないため、自分以外に2人以上集める必要があります。
そうなると、その人たちの都合が合う日程をそれぞれ聞いて、、、その日に合わせて引っ越し日を調整して、、、一人が行けなくなったら、代わりの人を探して、、、
なんて、めんどくさい作業もしないといけません。
まずは、融通が利く家族から声かけてみて、それが無理なら親友に相談するなどの順番でいったほうがいいかもしれません。
何といっても、自分一人で引っ越しができると無理をしてけがをすることが一番最悪な結果なので、それならば少しお金がかかったとしても業者に頼んだ方がいいですよ。
車外の環境に影響を受ける
軽トラックを使用するメリットとして荷台に天井がないことで高さのある荷物が運べるという説明をしましたが、これは裏を返せば欠点でもあります。
天井がないということは車外の環境に影響されることになります。
第一に雨の影響を強く受けます。
引っ越し当日に大雨が降っていたら、ビニールシートを厳重に被せたとしても完全に防ぐことは難しくなります。
これは、積むものが大きければ大きいものほど雨の影響は大きいです。
冷蔵庫や洗濯機はまだしも、大きなテレビやパソコンなどは注意する必要があります。
絶対に濡れたくないものは防水の袋や箱に入れて準備をするのがいいですよ。
次に風の影響ももろに受けます。
風が強い日もそうですが、一番は高速道路に乗っているときの風の影響です。
高速道路に乗っているときに窓を開けると、ものすごい風が車内に流れてくるのを経験したことがあると思います。
あの風が荷台の荷物に高速道路に乗っている間中ずっとかかっています。
体面積が大きい冷蔵庫などは影響が強いです。
運搬中に荷崩れして道路にバラまくなんてことにならないように、しっかりと固定をしましょう。
冷蔵庫や洗濯機などの大きいものは飛ばされないように、運転席の後ろ側にしっかりと固定して、出来るだけ隙間がうまれないようにクッションなどを挟むといいですよ。
最後に暑さの影響です。
軽トラックの荷台に何かカバーをかけるにしても、夏場の引っ越しになると日差しの影響で荷台内は高温になりやすいです。
もちろん、食べ物はNGですし、精密機器類も高温にならないように日陰に置く工夫をしましょう。
まとめ
軽トラを借りて引っ越しするメリット
- 引っ越し費用を抑えることができる
- 冷蔵庫を横にせずに運ぶことで故障の原因を防ぐことができる
軽トラを借りて引っ越しするデメリット
- 全ての引っ越し作業の工程を考えて行動しないといけない
- 車外の環境に影響を受ける
今回は軽トラックを使った引っ越しのメリットとデメリットを紹介しました。
引越しの費用を抑えたい方はすごく魅力的に見えたのではないでしょうか?
軽トラでの引っ越しを考えてる方は、この記事を参考にしてみてくださいね。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
それだったら、横に倒せば大きなバンなら乗るんじゃないの?