「引っ越してきたときに着けたエアコン…これって、どうすればいいんだろう?」
「置いて行っていいのかな?」
「それとも捨てないとダメ?」
「でも、まだ使えるから持っていくとするか…」
「待てよ…思いきって購入したほうがあとあといいんじゃないか?…」
「んーーでも……。考えてもわからない…」
引っ越しの時にエアコンを持っていくべきか、購入するべきかについて悩む方は多いです。
そんな方のために今回は「旧居で購入したエアコンを持っていくべきか、新居で新たに購入するべきか」についてご紹介します。
目次
基本的に旧居には置いていけない!?
基本的に賃貸において旧居で取り付けたエアコンは置いていくことはできません。
取り外して「新居に持っていくか」「処分する」ことになります。
一見そう思うけど、違うみたいなんだ。
入居した時にすでにあった時は賃貸物件の設備になるから、故障したら管理会社が修理しないといけなくなるみたいなんだ。
だから、そのまま置いていくのをいいように思わない会社が多いみたいだよ。
一般的に引っ越しするときには原状に回復して物件を返さなければいけないとされています。
原状に回復というのは入居し始めた時の状態、もしくはそれよりもいい状態で返さないといけないということです。
なので、引っ越してきたときにエアコンが付いていなければ、出て行くときにも付いていない状態で物件を返さないといけません。
エアコンを置いていくことは可能?
原状の回復の取り決めについては管理会社によって考え方はまちまちです。
管理会社に連絡を取って聞いてみると、退去時に確認して置いていく許可がもらえる場合や、あっさり承諾がもらえるなんて場合もあるみたいです。
一度管理会社に確認してみるといいですよ。
「旧居へ置いて出て行ってもいい」
となれば取り外し料金やリサイクル料が掛からなくなるから…
その分新居の家具を購入する資金に回せるね。
でも、連絡なしに置いていくのはトラブルのもとになります。
退去時に急に取り外しを求められて引っ越しの日程がおしてしまった…なんてことになったら身も蓋もありません。
引越しが決まった時点で管理会社に連絡して確認しておくのがいいですよ。
「持っていくか」「新たに購入するか」はどうやって決めたらいい?
実際に「新居に持っていったほうがいいのか」それとも「新たに購入したほうがいいのか」で迷った時はどのように決めたらいいのでしょうか?
これは
- 今まで使っていたエアコンの価値
- エアコンを取り付ける新居の環境
で決まってきます。
今まで使っていたエアコンの価値
今まで当たり前のように使っていたものの価値はどれくらいあるかわかりますか?
急にそんなことを聞かれても全然わからない人がほとんどだと思います。
これは、新居に持っていくときに、移設する価値があるかを知るためです。
旧居で使っていたものを新居でも使うとなると、それに伴って移設費がかかります。
具体的には旧居での取り外し料と新居での取り付け料です。
加えて、新居で取り付け用の配管の穴が空いていなかったり、コンセントの形状が異なっていたり、室外機を置く場所がなかったりすると追加料金が発生します。
引っ越し業者に移設を頼むと安く見積もっても2万円以上の費用(例:ヤマトホームコンビニエンスのエアコン取り付け・取り出しパック:税抜き27000円~)が掛かります。
なので、この移設費に見合っているかを知る必要があります。
でも、先ほども質問をしましたが素人がネット情報で調べても現状の価値を知るのは難しいです。
そこで、価値を知るために便利なのが、エアコンの買取サイトで査定をしてみることです。
代表的な買い取り業者は「エアコン買取王」「家電高く売れるドットコム」「おいくら?」でどこの会社もネットで簡単な情報を入力すれば無料で査定してくれます。
この査定は5分もあれば記入も出来て、翌日結果を教えてくれる会社もあります。
また寿命は10年と言われていますので、この期間に近いと査定金額が一気に下がるとされていて、製造年数が5年以内のものだと価値が高いとされています。
それでも「容量(馬力kW)」が大きいもの(例えばリビングなどの広い部屋で使うモデル)は買い取ってもらいやすいなどの例外もありますので、とりあえず査定することをおすすめします。
そして、その査定金額が移設費よりも高ければ、移設するまでの価値があるという目安となります。
一方で、査定金額が移設費を下回った場合はそのまま、引き取ってもらうのがいいですよ。
エアコンの買い取り業者は取り出しも一緒にやってくれるから、専門業者を使って掛かる取り出し料をおさえることが出来るんだよ。
取り出し料が浮いたお金と買取料で新しく購入する時の足しにするということね。
エアコンを取り付ける新居の環境
新居の部屋の広さが大きく変わった場合も、新たに購入する方が良いですよ。
使用する部屋の大きさと対応畳数があっていないと、十分に性能を発揮できないとされているからです。
例えば今住んでいるところより一回り大きい部屋に引っ越しする場合、部屋を快適な温度にしようとフル稼働します。
ですが、部屋がいつまでも良い室温にならないばかりか、無駄に電気代がかかってしまうことになります。
これでは、快適に生活をおくるどころか家計にも大きな痛手となってしまいます。
なので、引越し先の部屋とエアコンの対応畳数が著しく異なってしまう場合は新たに購入することをおすすめします。
また、室内機と室外機の設置スペースの環境も考えないといけません。
室内機は上下左右に、室外機も左右、前面、背面に決められたスペースが必要です。
持っていったけど、カーテンレールが邪魔になって設置できないなど、意図せぬこともあるので、設置前にサイズを測っておいて下さいね。
まとめ
旧居で取り付けたエアコンは
- 取り外して「新居に持っていくか」「処分する」ことになる
- 置いていく場は管理会社の承諾が必要
エアコンを持っていくか新たに購入するかで迷った時は
- ネットの査定金額が移設費よりも高ければ、移設する価値がある
- ネットの査定金額が移設費を下回った場合はそのまま、引き取ってもらう
- 新居の部屋の広さが大きく変わった場合も、新たに購入する方がよい
- 室内機と室外機の設置スペースがない場合はそれに見合ったサイズのエアコンを購入
今回は引っ越しでエアコンを持っていくべきか新しく購入するべきかを決める目安を提案しましたが、いかがだったでしょうか?
新たに購入する場合で9、10月は新製品が発売されるので型落ちがあったり、3月は決算期で値下げがあったり、いつもより安く買える時期であれば、それも一つの判断基準と考えてよさそうだね。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
エアコンを置いていったほうが次に入居する人が、新たに取り付けなくていいし、管理会社も物件の価値が上がっていいと思うわ。