転勤の引っ越しは、「単身赴任」「家族全員」「独身」のいずれかで手続きも変わってくるよ。
そうですよね。
色んな手続きもあるでしょうから、いつでも転勤に対応できるように知っておきたいなぁ・・・
今回は、転勤が決まり、引っ越しをするにあたり必要な手続きをご紹介します。
目次
引っ越しが決まったら何からしよう?
転勤先によっては、引っ越しをしなければならないことがあります。
家族がいる人は、単身赴任をするのか、家族みんなでの引っ越しなのかにより、いろんな手続きも変わってきます。
独身での必要な手続きも同じようなものです。
それでは、3つのパターンに分けて見ていきます。
単身赴任の場合は?
単身赴任が決まったら、新居探し、引っ越し業者を探す、仕事の引継ぎなど何から手をつけようかと悩んでしまいます。
引っ越し先で、すぐ生活を始めるために必要な手続きは以下になります。
- 新居を決める
- 水道・ガス・電気の開通手続き
- インターネット回線(プロバイダ)契約
(時間がかかる場合があるため、早めがおすすめ) - 固定電話の契約
新たな生活が始まると同時に、転勤先での仕事も始まるから必要最低限の手続きをおわらせておかないとね。
そうですね!
あと単身赴任って、住民票とかも移動させなくちゃいけないんですかね?
めんどうだな・・・
いいや!単身赴任で引っ越したからといって必ず住民票を移動させる必要はないよ。
- 単身赴任の期間が1年以内
- 単身赴任先が仮住まいの場合(週末は家族の住む家に帰る場合)
こういった感じで、この場合は住民票はそのままにしておいても大丈夫!
なるほど!教えてくれてありがとうございます。
もし1年以上の単身赴任が続く場合は?
1年以上の単身赴任が続く場合は、住民票の異動をすることをオススメします。
単身赴任で住民票を異動させると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
- 居住先の役所で各種証明書の発行ができる
- パスポートの取得ができる
- 運転免許証の更新ができる
- 行政サービスを利用できる
- 選挙の投票ができる
住民票を異動させると各種の手続きにおいて、居住している地域でできるので手間が省けるのは助かりますね。
- 単身赴任が終了したら、元の自治体に再度戻す必要がある
- 2つの地域で住民税を支払わなければならない
2つの地域で住民税を支払うとは、家族の住んでいる地域と単身赴任先の地域の支払いが発生するということです。
税金を2重で支払わなければならないので家計に負担がかかってしまいます。
異動をする場合は、よく検討したほうがいいですね。
単身赴任が1年以上続く時は、またその時によく考えよう・・・
どうしようか悩んだときは、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
家族での引っ越しの場合は?
家族みんなで引っ越しってなるとたくさん手続きがあるよ。
ひこ助君は、家族と一緒に転勤もありえるから、知っておくといいね。
そうですね。
いざ!という時のために勉強しておきたいです。
引っ越し前にできる手続きは?
引っ越し前に行なう手続きは、たくさんあります。
何を優先して手続きをしたらよいかまとめました。
引っ越しが決まったら、できることからどんどん準備を進めて下さいね。
引っ越しが決まったら、すぐやるべき手続き
引っ越し前に行うこと | 手続き先 |
現住居の解約 | 不動産 |
新居探し・契約 | |
引っ越し業者探し | 複数の業者を比較 |
子どもの転校や転園 | 学校・幼稚園や保育園 |
引っ越しが決まったら、上記の4つはできるだけすぐに手続きを行なってください。
引っ越し2週間前までにする手続き
引っ越し前に行うこと | 手続き先 |
転出届 | 現住居の役所 |
印鑑登録の抹消 | |
国民健康保険の資格喪失届け | |
原付の廃車 | |
児童手当 | |
ペットの登録事項 | 現住居の役所または保健所 |
郵便局の転居届け | 郵便局 |
プロバイダの契約変更 | 各プロバイダ |
電気の解約、契約 | 電気会社 |
ガスの解約、契約 | ガス会社 |
水道の解約、契約 | 水道局 |
固定電話 | ネットから手続き |
新聞の解約、契約 | 新聞社かネットで手続き |
役所での手続きは、現住居と新居の自治体が異なる場合に必要だよ。
引っ越しをしても同じ自治体であれば、手続きは必要ないよ。
郵便局の転居届けついては、届けを出して新居への輸送開始は、3日~7日ほどかかるんだ。
大事な郵便物が届かないといったことがないように、新住所が決まり次第、手続きをしておくと安心だね。
引っ越し前だけでもすることが多いですね。
ペットも手続きがあるのは知らなかったなぁ・・・
たくさん手続きがあって大変そうだけど、こうやってすることを整理すると優先順位をつけやすいよね。
そうですね!
引っ越し後の手続きもどんなことがあるのか、早速チェックしたいです。
引っ越し後の手続きは?
引っ越しをしてからも手続きはたくさんあります。
期限がある手続きもありますので、注意してください。
役所関連の手続き
引っ越し後に行うこと | 手続き先 | 期限(備考) |
転入(転居)届け | 新住所の役所 | 14日以内 |
マイナンバーの住所変更 | ||
国民年金 | ||
国民健康保険の加入 | ||
原付バイク | 15日以内 | |
児童手当 | ||
印鑑登録 | 他の役所手続きと同時に行うと手間が省ける | |
学校転入 | 引っ越しと同時に | |
保育園・幼稚園 | 新住所の役所・各幼稚園 | 引っ越しと同時に |
引っ越し後は、新居の片づけなどでバタバタしてしまうと思いますが、期限がある手続きに関しては早めに行なってください。
車・バイク関連の手続き
引っ越し後に行うこと | 手続き先 | 期限(備考) |
車庫証明 | 警察署 | 15日以内 |
自家用車の住所変更 | 普通車:陸運局 軽自動車:軽自動車検査協会 |
|
免許証の住所変更 | 引っ越し先の免許センターor警察署 | 忘れないうちにお早めに |
保険関連、その他の手続き
引っ越し後に行うこと | 手続き先 |
会社の健康保険・厚生年金の住所変更 | 勤務先 |
銀行の住所変更 | 最寄りの銀行 |
各種保険の住所変更 | ネットで手続き |
クレジットカード | |
NHKの住所変更 | |
通販サイトの住所変更 |
会社の健康保険・厚生年金の住所変更は、勤務先の担当者に伝えて手続きしてください。
期限がないものは、ついつい後回しにしちゃって、クレジットカードの更新がきたのにカードが届かないということがありました・・・
郵便の転送は手続きしてましたが、クレジットカードは転送サービス対象外なんです。
とても困りました・・・
保険関連、その他の手続きに関しては、特に期限はありませんが、引っ越しが落ち着いたら忘れないように手続きを行ってください。
こんなに手続きがあるんですね。
うっかり忘れちゃいそうなものもありますね。
大変だな・・・
計画的に進めれば大丈夫!
することが分かっていれば、スムーズにできるよ。
そうですね。
することをリストアップしたら、モレもなくなりそうです。
勉強になりました!
手続きの際に必要な書類などに関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
単身(独身)の場合は?
単身での引っ越しでは、比較的やらなければならない手続きは少ないです。
- 新居探し
- 引っ越し業者探し(複数社を比較することをおすすめ)
- 電気・水道・ガスの手続き
- 社内での各種手続きを確認
単身での引っ越しの場合も単身赴任と同じく、住民票の異動は必要ありません。
独身での一人暮らしの時は、実家に住民票を置いたままにしていたりすることも多いと思いますので、とりあえずはそのままにしておいても大丈夫です。
私も一人暮らしの時、実家は遠方でしたが、住民票は実家に置いたままにしていました。
特に何の問題もありませんでした。
必要になった時に住民票を異動することを検討するといいってことですね。
うん。そういうことだね。
まとめ
転勤で必要な引っ越し手続きは、大きく4つに分類できます。
- 役所関連
- ライフライン関連
- 車・バイク関連
- 各種保険・その他
期限がある手続きがあったりしますので、優先順位をつけるとスムーズに引っ越し準備ができそうですね。
単身赴任、家族、単身での引っ越しにより手続きが変わますので、手続きを行う前はよく確認をしてください。
転勤が決まったら、何かとバタバタして大変かと思いますが、ご紹介したことをもとにスムーズに引っ越しをしてもらえたらうれしいです。
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
先輩・・・転勤で引っ越しが決まったら、何から取りかかったらいいんでしょうか?
手続きもたくさんあるんでしょうね。