引っ越しが決まると、引っ越し業者の手配や荷造り、新居の手続きに気を取られがちですよね。
面倒臭いイメージがある軽自動車の手続きは、後回しになりがちです。
「そもそも、手続きは必要なの?」
「必要な書類が分からないよ…」
という方もいると思います。
今回は、必要な手続きと手続きする場所、書類、費用、注意点についてご紹介しますね。
目次
引っ越しする時に必要な軽自動車の手続きって?
近いうちに転勤を控えているA子さん。
初めての引っ越しで、軽自動車の手続き方法が分からないようです。
そこで、知り合いのB助さんに相談してみることにしました。
お久しぶりです、B助さん。
今度転勤が決まったんですけど、軽自動車の手続き方法が分からなくて…
あぁ、軽自動車の手続きか。初めてだと分からない事が多いよね。
じゃあ、必要な手続きと場所から順番に説明していくね!
必要な手続きと手続きする場所は?
軽自動車に限らず、引っ越し後には住所変更の手続き(記載事項変更)が、必ず必要になります。
軽自動車の場合は、軽自動車検査協会という場所で手続きを行うようです。
新しく引っ越しした住所の管轄になっている軽自動車検査協会で手続きを行ってくださいね。
また、場合によっては、自動車保管場所届出書を警察署に提出しなければいけません。
こちらに関しては、次にご説明しますね。
軽自動車も車庫証明は必要なの?自動車保管場所届出書って?
軽自動車は普通車と違って、車庫証明を取得する必要はありません。
しかし、場合によっては、自動車保管場所届出書をかわりに提出する必要があるようです。
どんな時に出さないといけないんですか?
場所も分からないわ…
自動車保管場所届出書は、一部の地域で住所変更が終わった後に、警察署に提出します。
管轄の警察署に行くと書類もあり、提出も出来るようです。
しかし、地域によってはこの届出をする必要がない場合もありますので、事前に確認してくださいね。
住所変更が終わってからじゃないと提出出来ないみたいだよ。
二度手間にならないように気をつけようね!
手続きしなかったらどうなるの?いつまでに手続きするの?
車両法では、引っ越しが終わってから、15日以内に住所変更の手続きをしなければいけないと決まっているようです。
もし手続きをしないと、道路運送車両法違反となって、50万円以下の罰金または6か月以下の懲役が科される可能性があります。
また、5月頃に自宅に届く自動車税の納付書や、リコールの案内は、車検証に書いてある住所に送られます。
住所変更をしなければ、新しい住所に納付書が届かなくなって納税ができなくなったり、リコール出来なくなってしまいます。
納税ができないと、車検の時に必ず必要となる納税交付書も届かないので、とても困ってしまいますね。
面倒かもしれませんが、早めに手続きすることをおすすめします。
必要な書類は!?
こういう手続きって、聞いたことのない書類が多いイメージがあるから余計に後回しにしたくなりますよね…
分かる、知らない名前の書類ってだけで不安になるよね。
でも大丈夫!まずは表にまとめてみたよ!
- 車検証(自動車検査証)
- 使用者の印鑑
- 所有者の印鑑
- 使用者の住所を証する書面
- ナンバープレート(車両番号標)
- 自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)
- 軽自動車税(種別割)申告書(報告書)
この中には、場合によっては必要では無いものもあります。
私は何が必要なんだろう?書類はコピーでも良いんですか?
印鑑もどれを持っていけばいいのかしら…
細かく説明していくね!
車検証(自動車検査証)
車検証は、コピーではなく原本が必要です。
もし、車検証を紛失してしまった場合には、引っ越し前に管轄だった軽自動車検査協会で再交付してもらわなければいけません。
再発行には、身分証や印鑑、理由書が必要なようです。
また、申請書の用紙代と再交付申請手数料として、400円程かかるので事前に確認した方が良さそうですね!
使用者の印鑑
車検証に記載されている使用者の印鑑です。
個人の場合は、認印(届け出や登録をしていない印鑑)署名でも大丈夫なようです。
所有者の印鑑
こちらは必ず必要ではありません。
もし、車検証に記載されている使用者と所有者が違っている場合は、所有者の印鑑も必要になります。
個人の場合は、先ほどと同じように認印を使用できるようです。
使用者の住所を証する書面
新しい住所を証明するための書類です。
発行されてから3ヶ月以内の住民票か、印鑑証明書が必要なようです。
この書類は原本ではなく、コピーでも大丈夫です。
ナンバープレート(車両番号標)
こちらも必ず必要ではありません。
引っ越し前の住所と引っ越し後の住所で、管轄が変わらなければ必要無いようです。
しかし、管轄が変わる場合にはナンバープレートの変更も必要になるので、注意してくださいね。
自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)
自動車検査証記入申請書は、軽自動車検査協会の事務所や支所の窓口で受け取ることが出来るようです。
また、公式サイトからもダウンロード出来ますので、是非利用してくださいね。
軽自動車税(種別割)申告書(報告書)
軽自動車税(種別割)申告書(報告書)は、軽自動車検査協会の事務所や支所、近隣の関係団体の窓口で受け取ることが出来るようです。
説明してもらうと、思っていたよりも簡単に必要な物を揃えられそうです!
でも、書類が足りなかったり不備があると、二度手間になってしまうからね。
そうならないように、しっかり確認してから提出するんだよ!
手続きにかかる費用は!?
自分で手続きする場合
基本的に、変更手続きは無料です。
しかし、必要な書類の「自動車検査証記入申請書」と「軽自動車税申告書」を購入する際に、約40円かかるようです。
また、引っ越し前の住所から管轄が変わると、ナンバープレートを変更する必要があります。
その費用は、地域によって違いますが、1500円~2000円程かかるそうです。
軽自動車の住所変更にかかる費用は、すべて合わせても2000円程で済みそうですね。
もし、希望ナンバーに交換する場合や、図柄ナンバーに交換する場合には4000円~10000万円程かかります。
ナンバープレート代は、地域によって金額が異なりますので、事前に確認した方が良さそうですね。
代行してもらう場合
自分で手続きするのが難しい方は、ディーラー、行政書士、手続きの代行会社に依頼することも出来ます。
どこまで手続きを代行してもらうかにもよりますが、15000円から50000円程かかるようです。
自分で住所変更した場合と比べると費用はとてもかかりますが、忙しい方は利用してみても良いかもしれませんね!
その他に気を付ける事は?
- 軽自動車検査協会の受付時間
軽自動車検査協会も陸運局と同じように、12月29日から1月3日を除く平日のみの受付で、受付時間は午前8時45分から午後4時までとなっています。
土曜日、日曜日、祝日などはお休みなので、夕方までお仕事をしている方などは、時間を作る必要がありそうですね。
- 納税先が変わる場合にする確認
軽自動車は、市区町村から税金が請求されています。
基本的に住所変更を行えば、他の手続きは必要ありません。
しかし、軽自動車検査協会で貰う証明書を、引っ越し前の市町村に送付しなければならない地域もあるようです。
市町村が変わる引越しの場合には、事前に確認してみてください。
まとめ
引っ越し後に必要な軽自動車の手続きは、
- 管轄の軽自動車検査協会で住所変更を行う
- 場合によっては、自動車保管場所届出書を警察署に提出する
- 15日以内に手続きをする
- 必要な書類は事前に揃えておく
- 基本的に変更手続きは無料
- ナンバープレートを変更する場合は2000円程かかる
B助さん、ありがとうございました。
引っ越し前から準備だけしておけば、簡単に手続きを済ませられそうですね!
どういたしまして。
一度経験すれば、次からはスムーズに進められると思うよ。
あと、自賠責保険と任意保険の住所変更も忘れずにね!
え!自賠責保険と任意保険の住所変更ってどうすれば良いんですか?
それはこっちの記事で詳しく紹介しているから、参考にしてみてね!
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
A子さん、久しぶりだね。
そんなに難しい顔をしてどうしたの?