引っ越しで荷物を入れるものと言えば、段ボールですよね。
でも、段ボール以外のものに荷物を入れたら、引っ越し業者は運んでくれるのでしょうか?
これから引っ越し業者を使って引っ越しをするという方は、とても気になりますよね。
当日になっていきなり
「これは当社では運べません」
と言われたら、慌ててしまいますもんね。
そこで今回は、「段ボール以外の方法での荷造りや、段ボールに代わるアイテム」についてご紹介しますね。
目次
引っ越し業者が運んでもらえないもの
引っ越し業者は基本、家具などの大きな荷物以外のものは、段ボールに入れなければ運んでくれません。
何故なら、段ボールはトラックに積むときに上に積みやすく、荷崩れしにくいからです。
お客さまの荷物が荷崩れして、中身が壊れないようにするためのルールですので、守らなければなりませんよね。
ですので、荷詰めする時に収納できるからと言って荷物を詰め込んでも、安定しない荷物は運んでくれないんです。
例えばいくら大きめとはいえ、普段使っているバッグやお洒落カゴのようなタイプの入れ物は、段ボールの代用にはなりません。
出典:Elements
また、段ボールが足りなかったり、箱に入らなかったからと言って、ゴミ袋などに入れるのもNGです。
出典:ジャンブレ
段ボールに入らないものはどうしたらいい?
では、段ボールに入らないようなサイズのものは、どうしたらいいのでしょうか?
例えば電気スタンドのように長くて段ボールに入らないものは、出来る限り解体すれば段ボールに収まります。
このように、解体できるものはやってみてくださいね。
観葉植物など背の高いものも、ハンガーボックスなど背の高い段ボールを利用します。
ただ植物は、水が漏れたり土が出ては大変なので、鉢の部分はビニール袋で覆うようにしておいてくださいね。
どうしても段ボールに入らないものは業者に伝えておけば、当日保護シートで縛って運んでくれますよ。
引っ越しに使う段ボールについてインターネットで色々調べものしているひこ美が、ひこ助に話しかけています。
でも、中古で破れたり強度が衰えたものはダメだよ。
運んでる最中に箱が破れて中が壊れたりするといけないから注意しないとね。
僕も昔、古い段ボールを使って引っ越ししたけど、本をギッシリ入れた箱が運搬中に破れて、本を汚しちゃったことあるんだ。
大切な本ばかり入ってたから、破れたものもあって泣きそうになったよ・・・
そっかぁ・・・
でもなんか私、段ボールを引っ越しの為だけに買って、使った後捨てるって言う行為に抵抗があるのよね。
勿体ないし、ごみ問題にも良くないと思うのよ。
もっとこう、合理的なものはないのかしら?
段ボールでなくても運んでくれる入れ物
段ボール箱以外の収納ものでも、運んでもらえるものもあります。
- 衣装ケース
中身が服など軽いものであれば、中身を入れたままで運んでもらえます。
ただ、運搬中に引き出しが開かないように、引き出しはしっかり養生テープでとめておいてくださいね。
- スーツケース
スーツケースは段ボールには入らないけれど、中身を空にしておくのは勿体ないですよね。
割れ物や重いものは避けますが、洋服程度ならこれで運べますよ。
- クーラーボックス
クーラーボックスもスーツケースと同様、中身を入れて運ぶことができますよ。
ただ、引っ越し業者は調味料以外の食品、例えば冷凍食品や生ものは運んでもらえないので、注意してくださいね。
クーラーボックスで生ものを運びたいのであれば、自分で運ぶことになりますよ。
どの入れ物も、貴重品や割れ物じゃなければ入れて運べるのね。
段ボールに入らない入れ物なら、コストを下げるためにも、なるべく利用したいもんね。
でも洋服タンスや冷蔵庫なんていう重くて大きな入れ物や、こぼれる心配のあるものの中身の入れっぱなしはダメなんだって!
段ボールに代わる入れ物は?
ちか子の友達が海外に住んでるんだけど、引っ越しの時にエコボックスっていうリユーズ出来る箱を段ボール代わりに使って引っ越したって聞いたのよ。
海外は環境保護の考えが進んでるわよね。
へぇ~そうなんだ。
そんなものがあるんだね、聞いたことないなぁ。
なんかね?
引っ越し用にプラスチック製のボックスをレンタルしていて、使い終わったらその業者が引き取りに来てくれるんだって。
だからゴミにはならないし、エコだからいいわよね。
日本にもそんなシステムがあればいいのにね。
出典:Ecobox
北米ではエコボックス(英語です)と言って、こんな感じのプラスチックボックスが、1人暮らしの部屋ぐらいの量であれば、1週間で7000円ぐらいで借りれるんです。
1週間後に業者が回収に来てくれるので、とても便利ですよね。
そうそう、こんな感じなのよ。
いいでしょ?
・・・
あっ!ひこ助くん!
私、日本でもなんかすごくいいもの見つけちゃった~!
へぇ~
なになに?
プラスチックのダンボールで「プラダン」かぁ(笑)
利用価値が満載!いいことずくしのプラダン
「プラダン」は、プラスチックで出来た段ボールなんです。
プラダンは、通常の紙製の段ボールよりも軽量なのに丈夫なので、もちろんこのプラダンに詰めた荷物も、引っ越し業者は運んでくれますよ。
ダンボールワンでは、さまざまなプラダンを取り扱っていますので、参考にしてくださいね。
出典:ダンボールワン
プラダンの特徴
- 何度でも使える
引っ越しを何度もするご家庭であれば、段ボールの破棄の値段も考えるとプラダンの方が安くなる事もあります。
引っ越しに段ボール30個を使用し、古紙破棄料1回3000円で計算すると、7回引っ越しで使えば、紙段ボールよりお得になりますよ。
また、引っ越しに限らず、通い箱として何度も宅配便で送りあったりするのにも使えるんです。
- 使わなければ折りたためる
段ボールと同じ感覚で、ぺっしゃんこに畳んで収納できます。
- 収納箱として使用できる
段ボールは紙なので、湿気でカビや虫が湧いたりしますが、プラダンは中に物を入れたまま長期保存も可能なんです。
本や書類など、劣化しやすいものや荷解きが遅れるものでも、そのまま押し入れにしまい込めますよ。
これ、すごくいいじゃない?
さっきの海外のエコボックスはレンタルだったけど、これは買取りだから逆にあとあと色々と使えるから嬉しいわ!
引っ越しが終わっても、捨てられないから取っておくひこ助くんの本とか、そのまま押し入れか物置においておけるもんね。
こんな便利な段ボールがあるなんて知らなかったわぁ。
そうだよね。
僕なんてまえ、本の引っ越しの話で、紙の段ボールだと本に虫が湧いたり、湿気で曲がったりするって聞いてから、大事な本をどうやって保管しようってずっと考えてたんだ。
これだったら安心して収納できるもんな。
- 水や油に強い
「雨の日の引っ越しで、段ボールが濡れて破れてしまった!!」なんていうこともありません。
油もはじくので、油シミなどもできませんよ。
お値段はいくらぐらいなのかしら?
紙の段ボールだと、上の写真と同じ、120サイズっていう大きいサイズが10箱で2300円なんだけど、それで同じサイズがプラダンになると10箱で2万3000円だから、ちょうど10倍ね!
って10倍かぁ・・・10倍って聞くとちょっと考えちゃうわね。
言ってみればこの万能なプラダンの唯一のマイナス点は、このお値段なのね。
1箱にすると・・・2300円かぁ・・・
う~ん、でも長く使えるって考えると高くないかも?
だって、どうせ紙の段ボールは捨てちゃうんだし。
うん、段ボールの破棄にもお金が要るんだから、捨てることを思ったらキープできる方にお金を使いたいよね。
全部プラダンにしなくても、10箱だけ買って試してみるのもアリかもよ?
- 段ボールよりも衝撃に強くて軽い
箱自体がプチプチの緩衝材の造りになっているので、衝撃に強いうえにグラム単位の重量で軽いんです。
そのうえ、段ボール箱の10数倍の耐久力と、3万回の折り曲げに耐えられるって。
3万回ってちょっと凄すぎてよく分からないけど、とにかくスゴイって事よね。
ひこ美が小さくなって着れなくなった服をしまって、「また着れるかな?」って妄想して開ける回数ぐらいってことじゃない?
ちょっとー!
何よそれー!!
まぁ、毎日同じ服でも全然平気なひこ助くんには、この箱は宝の持ち腐れよね。
ひこ助くんの荷物は全部、普通の段ボールでいいわ。
私の荷物だけこのプラダンにしておこっと。
大事な服を湿気や虫やカビから守れるんだもんね。
まとめ
引っ越し業者が運ばないもの
- お洒落カゴなどの入れ物に入れた荷物
- ビニール袋に入れた荷物
- 段ボールを使う事で荷崩れを防ぐため、安定しない荷物は運ばない
段ボールに入らないものは
- 解体して段ボールに詰める
- どうしても入らないものは事前に業者に伝えると、保護シートで包んでくれる
- ハンガーボックスを利用する
段ボールでなくても運んでくれる収納ものは
- 衣装ケースは、引き出しを要請テープで固定すれば運んでくれる
- スーツケースの中身は詰めても運んでくれる
- クーラーボックスは、冷凍食品や生ものをいれないこと
段ボールに代わる入れ物は
- プラダンは、段ボールと比べて値段が高いが、利点が多く利用価値もあるのでお勧め
今回は「段ボール以外の方法での荷造りや、段ボールに代わるアイテム」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
プラダンは全部段ボールの代わりにすると、高くなってしまうかもしれませんが、10個ぐらい買っておくとあとあと便利だと思います。
まだまだ日本ではエコの普及が遅いので、プラダンの知名度も低いんです。
次回の引っ越しで是非使ってみて、周りの人に自慢してみてはいかがですか?
今回の記事を参考に、地球にもあなたの将来にも優しい方法を利用して、引っ越ししてみてくださいね!
まだ直接引越業者に電話見積もりをしているんですか?
その判断、めちゃめちゃ損ですよ。
引越業者が提示する金額が、一番安いとは限りません。
むしろ営業マンは「価格交渉をすることを前提」で話すので、何も知らないでいると「本来の2倍以上」お金を取られてるかもしれませんよ。
仮に単身引越しの金額が10万円と言われた場合、ホントは5万円程度で引越しができたかもしれません。
その差は5万円です!
お得に引っ越す方法を知らないだけで、悲劇が待っています。
働いて稼ぐとしても、時給1,000円として頑張っても50時間も必要です。
1ヶ月のうち4分の1も、タダ働きになっちゃいますよ。
逆に5万円あったら、何をしようかな?もし引越し先にエアコンが無くても、あなたに知識があったお陰で、ほぼ無料で手に入りますよ。
引越しを頑張ったんだから、ご褒美に美味しいものを食べちゃいましょう!
上手に引越しをする人は、これと言って難しいことをしている訳ではありません。
「一括見積もりサイト」を活用して、「価格交渉をする」たったこの2つだけです。
どんな見積もりサイトが良いのか?
あなたに合ったベストな見積もりをしましょう!
どの引っ越し業者も自社専門の段ボールじゃなくても運んでくれるみたいよ。
だったらミカン箱とか集めておけばいいのかしら?