騒音のストレスで体を壊す人もいるみたいだから、早く対処したい問題だね!
騒音のストレスが積もり積もって精神的に病んでしまうケースもあるようです。
ひどくならないうちに対処するにはどうしたらよいのでしょう。
目次
騒音の例をあげると
「となりの家がよくケンカをするカップルで大声に加えて、物を投げる音もあり、すごく怖くてハラハラしている。」
「朝早くから聞こえるブーンというエアコンの室外機の音で、目が覚めてしまいいつも寝不足気味。」
「上の階から聞こえるドタドタと足音が大きくて、テレビを見ているときイライラしてしまう。」
そういえば僕も一人暮らしをしているとき、夜中に新聞配達がアパートの階段を上るカンカンという音で何度も目が覚めたことがあったなぁ。
人の声や足音が壁や床を伝わって聞こえてくるのは何とも不快ですよね。
エアコンなどの機械音のブーンと低く聞こえる音も、耳への刺激は少ないですが精神的に圧迫感のある騒音なんです。
騒音の種類にはどういったものがあるの?
騒音の種類には環境騒音(道路や住居のおかれている環境が原因のもの)と生活騒音(生活をしていくうえで身の回りで発生してしまう騒音)があります。
苦情や気になってしまうのは生活騒音がほとんどです。
音源の分類 | 発生源 | 騒音の特徴 |
---|---|---|
住宅用機器 | 洗濯機、掃除機、エアコン室外機、換気扇等 | 機器の性能で騒音の大きさが左右される |
住宅用設備 | 浴室や便所の給排水音、扉の開閉音等 | 設備・構造と使用方法で決まる |
音響機器 | テレビ、ピアノ、ステレオ、電子オルガン等 | 音量の調整が可能で利用者の配慮が可能 |
生活・行動 | 自動車のアイドリング音、人の声、ペットの鳴き声 | 生活行動の態様により音量が不特定なもの |
騒音のストレスを放っておくとどうなる?
騒音が直接の原因となる病気は報告されていないですが、リスクが高まることがあります。
人間にとって大きな音を聞き続けることで血圧が上昇する人が多く、このことから高血圧や心臓病を起こすリスクを上げてしまうことが考えられます。
そして、騒音のストレスにより精神的に異常をきたして、自律神経系の病にかかってしまうことの方が心配されます。
- 「夜眠れない」
- 「眠りが浅くなる」
- 「気分が憂鬱になる」
- 「イライラする」
- 「となりの人を見るだけで涙が出てきてしまう」
- 「家に帰るとあの音が聞こえるかと思うと帰りたくない」
こうなってしまうと一刻も早い対処が必要になってきます。
騒音のストレスから解放されるためには
マンションやアパートであれば管理会社に相談
その際に「いつ」「どこから」「どんな音」がするのかを記録しておきましょう。
管理会社も音の発生に対して一番いい方法で対処することができます。
スマホなどで実際の音を録音して伝えるのもいいですね。
管理会社へ相談するほどでもない場合は
ちょっと気になる程度だし話を大きくしたくない、というものであれば自分の気の持ち方を変えてみるのも手です。
騒音がし始めたら自分も何かをして、騒音へ意識が行かないようにします。
例えばヘッドホンで音楽を聴いてみたり、掃除機をかけてみたり、外を散歩してみるのもいいでしょう。
大事なのは騒音がしない時には騒音のことを考えないことです。
「またあの音がするのがいやだ」とか「いつあの音がするのだろう」などと思わないことです。
問題が起きていない時には不要な心配をしない。
そのことで精神状態を安定させることができます。
壁などに防音シートを貼る
賃貸の物件でも貼れるような防音シートが売られていますので、そういったもので対応することもできます。
壁には使えますが、天井に貼るのは大変なので使える場所は限られてしまうのが難点です。
思い切って引っ越す
これは最後の手段と言えます。
しかし、精神的に追い詰められて体を壊してしまったら大変です。
自分の体を考えて引っ越ししてしまう方が気持ちが楽になります。
自分は悪くないのに引っ越すのは腑に落ちませんが、管理会社に掛け合う労力をかけるのが嫌な場合にはこれも一つの手段になります。
戸建てなどで簡単に引っ越せない場合は?
普段から別のことでコミュニケーションを取っておくことが大事になってくるでしょう。
普段から顔を合わせたらちゃんと挨拶をするなどの基本的なことでも、お互いの印象が伝わります。
少しハードルがあがりますが自治会や子供会の行事に参加して、地域とコミュニケーションをあらかじめとっておくのもいいですね。
少々のことではトラブルになりにくいですし、相談に乗ってくれる人も出てくるかもしれません。
騒音が気になるようなことがあったら「最近、こんな時間にこんな音が聞こえませんか?」と周りに話してみましょう。
心当たりがあればちょっと気まずそうな顔をするはずです。もしかしたら
「それ、うちかもしれません。嫌な思いをさせてしまってごめんなさい。今後気を付けますね。」となるかもしれません。
こういった対策は自分の環境と相手次第で決まります。
仕事の都合で夜寝るだけに帰る、という人がご近所付き合いをしなさいと言っても難しいですし、戸建ての人が管理会社に相談することはできません。
騒音対策の前に注意すべきこと
「仕返し」をしない
天井から聞こえる騒音がした時に「うるさい!」とばかりに棒で突いて音のお返しをする人がいます。
これは得策ではありません。
関係が悪くなり逆恨みされることもあるため危険です。
相手も不本意に音を出してしまっているかもしれませんよ。
カッとならないように気を付けないとね。
まとめ
- 騒音のストレスは生活の中の音からくる
- ストレスをためると精神的にも体にもよくない
- ストレスの強さで騒音の対策をしよう
- 心の健康を優先させること
本当に困ったら賃貸であれば管理会社に相談か、費用はかかっても引っ越しするのが一番でしょう。
戸建てで引っ越しが難しい場合は普段からのコミュニケーションでカバーするか行政に相談するのがベストと言えます。
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でも、最近そのお隣さんの生活音がうるさくて、夜もなかなか寝れないみたいなのよね。